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岸の前で強がったのはいいものの、
やっぱり私は臆病者だ。
「どうしよう…」
もしかしたらもう会えなくなるんじゃないか、
目を合わせてもくれなくなるんじゃないかって、
そんなことマイナスなことばかりを
ひたすら考える。
．
“大学近くのカフェで待ってる”
さっき永瀬には
メッセージを送っておいた。
既読だけつき、
何も返ってこないメッセージが
余計に不安を煽る。
「はぁ」
廉「なんでため息なんかついてんの？」
しばらくすると
頭の上から大好きな声がした。
「あ、永瀬…」
私と向かい合うように座ったあと
控えめな声で定員さんを呼ぶと
ちょっと高い声が静かに店内に響き渡る。
廉「アイスコーヒーひとつ」
『かしこまりました』
「へぇ、永瀬ってコーヒー飲むんだ」
廉「まぁな。お前の味覚は小学生やもんな」
「うっさい」
．
しばらくして私が頼んだ物が
先に運ばてくる。
『お待たせいたしました。
オレンジジュースのお客様』
廉「は？」
「あはは…」
少しでも洒落たものを頼むべきだった。
恥ずかしくてカァっと頬が
赤く染まっていく。
廉「オレンジジュースめっちゃ似合うやん(笑)」
控えめにストローを
口に含んだ私を目の前に
可笑しそうに爆笑しだす永瀬
「…笑いすぎ」
嫌味を込めて睨みつけると、
頬が緩み優しい顔が浮かぶ
廉「なんか可愛いな、お前」
こういうところ。
永瀬の悪いところだ。
深い意味の無いことを
サラッと言いのける。
その度に恥ずかしくて
居た堪れなくなる私の気持ちを
返して欲しい。
.
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みう(プロフ) - みぃれん(?)さん» コメントありがとうございます^^何度も読み直して頂いてありがとうございます、そのようなお言葉を頂けて本当に嬉しいです。少々お時間頂くと思いますが是非続きも読んでいただけると幸いです^^ (2020年5月20日 17時) (
レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
みぃれん(?)(プロフ) - この作品が大好きで何度か読み直してる者です安定に甘くて切ない気持ちになる大好きな作品です！part2公開楽しみにしてます！ (2020年5月19日 22時) (レス) id: 06bd5b56c1 (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - FMYさん» コメントありがとうございます^^現在お話に修正を加える為に非公開にしておりますが、準備が整い次第公開させて頂きますので、申し訳ございませんがもう少々お待ちください。xoxoのご愛読ありがとうございます^^ (2020年5月19日 21時) (レス) id: 3c79c161a1 (このIDを非表示/違反報告)
FMY(プロフ) - はじめまして。作品、夢中で拝読させていただきました。是非、続きが読みたいです。パスワードを入れなくても読める日は近々来ますか？楽しみに待ってますので、宜しくお願い致します。 (2020年5月19日 10時) (レス) id: 30adcd1cae (このIDを非表示/違反報告)
みう(プロフ) - ちゃんりおさん» コメントありがとうございます^^占ツク初めての作品がxoxoだなんてとても嬉しいです；；応援してくださる方々の期待に応えられるよう精一杯頑張るのでこれからも是非よろしくお願いします！！ (2017年12月24日 20時) (レス) id: c2c8edc626 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みう
| 作成日時：2017年11月14日 19時
