幼なじみと先輩。[佐野玲於.片寄涼太]

決めた ページ18

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A「おはようございます。」




涼「おはよ。」




A「先輩、お弁当 いつ渡せばいいですか？」








学校に着いたのは、朝練が始まる10分前。





玲於を起こす必要がないから早い。





これでも自転車じゃなくて、歩き。




...いつも玲於が起きるまで何分かかってんだろ。








涼「...お昼の時間に、昨日と同じ場所で。」




A「あ、はい。」








いけない、いけない。




先輩が目の前にいるのにボーッとしちゃった。





「集合ー！」





A「はい！」








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あ、玲於いた。




1番前の列で話を聞いてる。





あくびを堪えてる。




前だと気付かれるかもだしね。








______やっぱり先輩のお誘い、断ろう。





失礼かもしれないけど、




お弁当だけ渡しておこう。





このまま気まずいのは嫌だ。





お弁当 渡して、そのまま何で避けるのか、




怖いけど、聞こう。





よし、決めた！




そうしたら、何かスッキリした気がした。








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