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第2話 黒猫 ページ4

有「これは……期待以上の呪力だっ…!!」
有馬は興奮気味に笑っている
斎「き、貴様っ!身寄りの無いカスの分際で…」
美「…黙れ叔父上」
ロリ代が口を開いた
斎「なっ…美玖…!」
美「叔父上は口が達者すぎるのだ……ワシに恥をかかせる気かっ…!!」
斎「うっ……」
今のは効いたな
有「ま、そーゆーことだからさ。斎さん、謝って」
天「…ま、そーなるよな」
斎「………すまなかった」
明らかに謝罪の気持ちは無かったが、とりあえず形だけの謝罪は済んだ
有「楓さんも落ち着いて。これから君の今後について決めるから」
「……」
呪力の渦が消え、広間の空気はもとに戻った
あのままでも良かったのにな
有「じゃ、誰か彼女を受け入れてくれる家は?」
斎「……こんな部外者を入れる家系など何処にあると言うのですか…」
…ははっ……負け惜しみだな

天「俺が受け入れる」

斎「?!し、しかしっ…」
「……」
また周りがうるさくなってきたな
天「そいつを拾ったのは俺だ!異論は認めん!解散っ!!」
有「いやいや勝手に終らせないで!とりあえず引き取り先は鵜宮家ってことで、今後のことは天馬に任せるとしよう」
言われなくとも、責任はとるさ
有「じゃ、よろしくね。では解散!」
会合が終わり彼奴の元に行く
天「おい。行くぞ」
「……はい」


ー1時間後ー

天「…ここが、お前のための部屋だ」
襖を開ける
「……」
中は六畳程の庭に面した部屋だ
鵜宮家の離としても使われてる場所だが、基本は俺の昼寝部屋だ
天「とりあえずこれからは此処で過ごせ。世話は女中がするだろうからな」
「……ありがとう…ございます」ボソッ
声が小せぇなぁ
天「もっとちゃんと喋れねぇのかぁ?んん?」
「すみま…せん」
…ったく…
天「……ま、なんだ……とりあえず子守くらいはしてやるよ」
「……歳…そんなに違わないのに…」
天「うるせーよ」
「……」
……ほんとに静かな奴だな
天「そうだな……黒猫だ!」
「…?」
天「そんじゃ、俺は任務に戻る。後でな、黒猫」
「……はい」
俺は黒猫を部屋に残し、任務に向かった

……さて…これからどうやって楽しもうか……

〜楓〜

……智美……
「……」
この部屋はいい…独りになれる
「…鵜宮…天馬…」
あの人はいったい何故…私を受け入れてくれたのだろう…
「私は…何をすれば…」
何もせずに置いてもらうんて…そんな都合の良いことはない
今までの経験でそれが判る
別に嫌ではない
だって私はもともと…

…必要ない人間だから…

第3話 想いと願い→←第1話 異端者



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藍月(プロフ) - ★ホームランバッター☆さん» さっきも言うた通り私は描いてくれる、というだけで嬉しいですから!自分のことも大切です!何時でも待ちます! (2017年4月28日 20時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
★ホームランバッター☆(プロフ) - 藍月さん» 藍月様の寛大な御心に感動です。・゚・(ノд`)・゚・。 (2017年4月28日 20時) (レス) id: 471f1caae5 (このIDを非表示/違反報告)
藍月(プロフ) - ★ホームランバッター☆さん» いえいえ!描いて貰う側なので、何時でも待ちますよ! (2017年4月28日 19時) (レス) id: f0544b0ee0 (このIDを非表示/違反報告)
★ホームランバッター☆(プロフ) - 藍月さん» イラストお待たせしてすみません(。>д<)実はイラストを描くアプリが誤作動でアンインストールになってしまいまして……もう一度最初から描き直しておりますので、もう暫くお待ちいただいてもよろしいでしょうか( ノ;_ _)ノ本当にすみません (2017年4月28日 18時) (レス) id: 471f1caae5 (このIDを非表示/違反報告)
★ホームランバッター☆(プロフ) - つーちゃんさん» ありがとうございます!今後もどうぞよろしくお願いいたします(о´∀`о) (2017年4月28日 18時) (レス) id: 471f1caae5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:★ホームランバッター☆ x他1人 | 作成日時:2016年12月11日 19時

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