第１９話 嘗ての同胞 ページ23
「…くそっ」
まさか【終わりのセラフ】が出現するとは…
セラフが剣を振るとミカは吹き飛んだ
「っ…！」
グ「優に抱きつけシノア!！今の優ならきっと戻ってこられる!！」
戻る…？
シ「え…え？抱き…？」
「シノア！！」
シ「は、はい！」
立ち上がり、セラフに飛びつく
シ「ゆ…優さん!！」
必死にセラフを抱き締めるシノア
『ぐあぁああああああああ！！！』
セラフは叫ぶ……まるで断末魔だ
シ「お願いします!！正気に戻ってください!！」
『ああああっ』
「優一郎！！」
ゴプッ
セラフが黒い液体を吐き出した
優「がはっ!！」
優一郎は倒れ込む
シ「ゆ、優さん？!！優さん!！」
シノアが焦りながら優一郎を支える
ミ「…に…人間どもが…一体優ちゃんに何をしたんだ？！」
ミカは怒りの形相で肩を震わせている
彼にとって優一郎は…きっと大切な存在なのだろう…
少し離れたところでフェリドとグレンが話している
フェ「結果はなんにもでなかったじゃない」
…結果というのは、おそらくこの…【終わりのセラフ】の実験のことだろう…
(…グレンが…セラフを…)
私が思考を巡らせていると、グレンが口を開いた
グ「いや出たね。俺達はなんせ、ただの時間稼ぎの囮だからな」
囮……ということは…
グ「日本帝鬼軍のお偉方が本隊率いてここに来る。お前らはこれで終わりだ」
お偉方、本隊…渋谷本隊
「まずい…」
その時、少し離れたビルの上に気配を感じた
フェ「ん？」
フェリドも気付いたようだ
そして、そのビルの上には…
「…深夜…」
日本帝鬼軍少将柊深夜
深「おっとバレた〜。でももう遅いよ。敵を貫け【白虎丸】あ…グレンには当てないようにね」
まだ私の正体はバレていない…いや、シノア達に会ってしまった時点で、もう隠すのは無理か
深「じゃ、ズドン」
いつもの掛け声とともに、白く燃える虎が迫ってくる
フェ「…くそ」
フェリドはそれを避ける
「雪鬼。受け止めろ！」
鬼呪を発動させ、白虎丸を食い止める
右脚から血が吹き出る
「…くっ」
こうして受けてみると、やはりなかなかの威力だ…だが…
「ふっ」
剣で払う
グレンの方を見ると、後ろに大勢の人間が…渋谷本隊が居た…
そしてその中央に彼奴が…柊暮人が立っていた
暮「よし一瀬中佐。分家のクズの割りには良くやった」
…横暴な性格は相変わらずか
暮「ところで…」
私の姿を見つけ、腕を組む
暮「何故…御神サクラが吸血鬼側に居るんだ？」
グ「俺が知るかよ。そんなこと…」
…そろそろ逃げた方がよさそうだな…
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InaNyan(プロフ) - 全てよみました。体調に気をつけて下さい。待ってます。 (2018年7月23日 21時) (
レス) id: 7122b96239 (このIDを非表示/違反報告)
依紀 - 今日はじめて読みました！体調のほうは大丈夫ですか……？この作品、とても気に入りました！色々と応援してます！頑張って下さい！！ (2018年4月14日 19時) (レス) id: f149e1f30f (このIDを非表示/違反報告)
★ホームランバッター☆(プロフ) - 朔夜さん» コメントありがとうございます！頑張って更新します(≧▽≦) (2017年1月5日 13時) (レス) id: 471f1caae5 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - すごく面白いです 更新頑張ってください (2017年1月5日 12時) (レス) id: 184ba2587c (このIDを非表示/違反報告)
★ホームランバッター☆(プロフ) - 狼鬼さん» は、はいっ！頑張らせていただきますっ！！(≧▽≦) (2016年10月22日 16時) (レス) id: 471f1caae5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：★ホームランバッター☆ x他1人 | 作成日時：2016年8月31日 19時
