第１５話 三葉の想い ページ18
〜三葉〜
三「…サクラ…さん…」
行ってしまった…
シ「みっちゃん…」
シノアの呼び掛けも私の耳には入らない…
君「おい、俺達にもわかるように説明しろ。彼奴は一体何者だ？教育係ってどういうことだ？」
君月がそう問いかけてくる
だが…今の私は答えられる状態じゃない…
あの人が生きていたという喜びと…吸血鬼として再び現れたという驚きと困惑が私の頭を混乱させる
シ「あの人は…御神サクラは、日本帝鬼軍中将です」
シノアが私の代わりに答える
与「えっ…中将？！」
優「中将ってことは…偉いのか？」
偉いなんてもんじゃない
シ「えぇ…おまけにとてつもなく強いです。もしかしたらグレン中佐よりも……」
優「なっ！！マジかよ…」
三人は驚く
シ「あの人は、みっちゃんが１２歳、つまり月鬼ノ組入った頃から、私達の教育係として鍛えてくれました。でも…ちょっと前に名古屋に行ったきり、行方不明で…隊の全員が遺体で発見されたことから死亡と報告されました」
あの日は…私は一日中泣いていた
もう会えないのかと…私をあの綺麗な声で呼んでくれることは、もうないのかと……
君「なるほどな…大体の素性はわかったが、じゃあ何で吸血鬼になってるんだ？」
三「それは…わからない…」
やっと声が出た
三「わからないが……」
たとえ吸血鬼だとしても……あの人は…
シ「みっちゃん、大丈夫です」
シノアが私の両肩に手を添えてくる
そして、明るく笑った
シ「サクラさんは生きてました。それだけで充分でしょう？」
………
三「…あぁ…そうだな」
きっとまた会える
優「…よくわかんねぇけど…大事な人が生きててくれたんなら、よかったじゃん」
優はそう言って笑った
与「もしよかったら聞かせてほしいな…その、サクラさんのこと」
シ「いいですよー。あの人はとにかく厳しくて、それでいて優しくて」
三「…女性なのに、グレン中佐と対等に渡り合っていた…あれでもまだ１９歳だ」
君「なっ…ウソだろ？」
シ「本当ですよ〜。信じられないですよね〜あのボンッ キュッ ボンッのナイスバディ♡」
与「すごい美人さんだったね、大人っぽくて」
シ「そうそう…あ、ちなみにみっちゃんが男言葉なのは〜サクラさんに憧れるあまり真似をしようとして…」
なっ…！！
三「その話はやめろおお！！」
私がサクラさんみたいに格好良く喋れないこと気にしてるの知ってるくせにっ！！
シ「あは♪ではお話はこの辺にしてそろそろ行きますか」
サクラさん…
貴女に少しでも近付きたい…
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InaNyan(プロフ) - 全てよみました。体調に気をつけて下さい。待ってます。 (2018年7月23日 21時) (
レス) id: 7122b96239 (このIDを非表示/違反報告)
依紀 - 今日はじめて読みました！体調のほうは大丈夫ですか……？この作品、とても気に入りました！色々と応援してます！頑張って下さい！！ (2018年4月14日 19時) (レス) id: f149e1f30f (このIDを非表示/違反報告)
★ホームランバッター☆(プロフ) - 朔夜さん» コメントありがとうございます！頑張って更新します(≧▽≦) (2017年1月5日 13時) (レス) id: 471f1caae5 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - すごく面白いです 更新頑張ってください (2017年1月5日 12時) (レス) id: 184ba2587c (このIDを非表示/違反報告)
★ホームランバッター☆(プロフ) - 狼鬼さん» は、はいっ！頑張らせていただきますっ！！(≧▽≦) (2016年10月22日 16時) (レス) id: 471f1caae5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：★ホームランバッター☆ x他1人 | 作成日時：2016年8月31日 19時
