俺もお前も意地っ張りやな 【宮 侑】

４，買収 ページ5

またまた新キャラ登場です！
羽鷺 佳哉(ハサギ カイヤ)16歳
サッカー部所属
カリンちゃんのクラスメイトでお友達です！




『……』( ゜△゜)ﾁｰｰｰﾝ


「口から魂抜けとるで」


『もういっそ天に召されたい』


「もっかいド突いたろか？」


『ヤメテクダサイオネガイシマス』


マジで痛かったから

置いてった私が悪いんだけどそれでもマジで痛かったから！

あんなのもっかい喰らったら本格的にシヌヤツ


「なんで逃げたん？」


『……言葉を交わしたくないというか存在を知られたくないというか……もう会いたくない』


アツム怒ってるよ……

あんな一方的に言いたいことだけいって出てった私を
アツムが許してくれるわけ無いって


《……喧しいわ……》


『……』


あんなこと言われちゃったし……

下手に話しかけない方が良いよね


「ケンカ別れせぇへんよぉにな」


『え？』


ケンカワカレ？


「宮の性格考えたらわかるやろ？
そのうちめんどくさくなって自然消滅、それか本人から直接別れを告げに来る
のどっちかやろな」


『え……』


やだ

え、やだよ？


「まぁ、あんま話しかけたくないんやったら今は距離おけばええし……」


『……そうする』


喧嘩の後にあんまりグイグイ話しかけるのもよくないだろうし

でもケンカ別れはやだ


『あぁぁああぁしんど……』


「カリンどーしたん？」


そう言って私の顔を覗き込んだのは


『……カイヤ居たのか』


「ひどっ！さっきから居ったわ！てか席隣やん！」


あれ、そうだったっけ？⬅

てゆーか相変わらずうるさいな


『今の私は君のテンションに着いていける元気など持ち合わせていないのだよカイヤくん
彼女にでも構ってもらいなさい』


「彼女なんか居らんわッ!!てか知ってて言っとるやろ！」


『うるさいなー黙れ童貞が』


「童貞は関係無いやろ！」


いやせめて否定とかしてみろや


「で？どーしたん？」


『別に〜』


「カイヤ、男なら踏み込んだらあかん領域があることぐらいわかるやろ？」


「なに？宮とケンカでもしたん？」


『？！？！』


は？！


「え？ビンゴ？」


待て待て待て待て

え、ナンデワカッタンデスカ？

普段バカのくせになんでこーいうときだけ？

その嗅覚別のことに活かしなよ

そんなんだから妹に携帯のパスワード変えられても気付かないんだよ⬅作者経験談


『頼むから余計なことしないでね』


マジで切実に


「ど〜しよっかな〜」ﾆﾔﾆﾔ


『ダッツ奢ったる』


「ラジャー!!」


これでよし(*￣ー￣)⬅

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