〜狂愛の館へようこそ〜 【白鳥沢・青葉城西】

叫ぶ声 囁く声 * ページ38

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及「ほら……力抜いて……」

及川さんは優しくそう囁くけれど

私の両手首を束ねたまま抑え込む彼の手は有り得ないほど力強く

片手一つで いとも容易く私を拘束している

及「ゆっくり挿入(い)れるのと一気に挿入(い)れるの……どっちがいい？」

そんなのどっちも嫌だよ

及「ほら〜早く答えないと俺が決めちゃうよ？」

そう言って空いている方の手で私の体を弄る

「あぁっ……やだぁ…」

及「「やだ」じゃないでしょ〜？あと３秒ね〜」

「えっ……待っ…」

及「さーん……

にーい……

…………いーち」

及川さんは満面の笑みで


及「はい！時間切れ〜」


と言って

ソレを一息に突っ込んできた


「〜〜〜〜〜〜〜っ？！？！」


お腹を下から突き刺されたような痛みと

恐怖を覚えるほどの

圧倒的な快楽

「嫌だ……入ってこないで……」

涙が溢れた

喉の奥がヒリヒリした

及「こんなにグチョグチョにしといて、よく「嫌だ」とか言えるよねぇ？」

「うあっ……っくぅ……」

及川さんが動く度に意識が飛びそうになる

歯を喰いしばって耐えるしかなかった

及「声、抑えないでよ」

そう言ってキスが降ってくる

及「可愛い声……もっと聞かせて」

「ひあっ……」

耳元で囁かれ、背筋がゾクッとした

及「っ……はは…キツくなった」

及川さんの整った顔は笑っていて

頬も紅潮している

及「ウシワカちゃんとシた時とどっちが気持ちいい？」

「そん、なのっ……知らないッ……」

上手く喋れない

及「ウシワカちゃんは体力オバケだから、大変だったでしょ〜。それに加減を知らないしね」

及川さんはケラケラと笑いながらそう言う

でも、もう私には彼の言葉にいちいち答えられる余裕は無かった

「あっ……んあぁ……」

この広い部屋には

私達の音しか響かない

及川さんの笑顔が徐々に崩れていく

及「そろそろ…イきそう……」

「あっ…んあ…？！」

お腹の中が

何かで溢れ返るような感覚がした

及「くっ……」

「ああああああああっ」

あぁ……嫌だなぁこの感覚……

及「はぁ……はぁ……」

及川さんは私の手を解放した

私は自由になった手で無意識に顔を覆う

「うっ……うぅ……」

嗚咽を抑えられない

涙で目の前が霞む

及「泣かないで……」

彼の手が優しく私の頭を撫でる

でも止まらない

及川さんの顔が近付いてきて

私の耳元に口を運ぶ

そして……低い声で言った……






及「ねぇ……あと何回イかせてくれるの…？」

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