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幼馴染 ページ6

調理実習が終わり、放課後


いつもは友達と喋りながらゆっくり帰る道を、少し走りながら帰っていた。



家を通り過ぎてすぐ近くにある公園に駆け込むと


「お待たせ千冬、待った?!」


「おせーよA15分も待たせんなよな」


そこにはいかにもガラの悪そうな不良が座って待っていた


「うるさい不良野郎!終わってすぐ来たんだから少しくらいは許してよ」


月一の幼馴染との集まり

私が一ヶ月の中で一番楽しみにしている日だ


家が近く、昔はお互いの家にもよく行っていた。まぁ千冬が不良少年になってからは合う回数も減ったが、月一の集まりだけは必ずしている


「場地さんがホントにかっこよくてさ、今日も1人で数十人の奴に勝ってたんだよ」


【場地さん】、最近の集まりで千冬の口からいつもよく聞く名前だ


「ほんとに千冬は場地さんって人のこと大好きだよねぇ。私も場地さんと同い年なのに全然敬語とか使われてないんですけど?」


「なんでお前に敬語使うんだよ、絶対無いな」



「ほんとに可愛げがないな!」



くだらない話や最近の近況報告などを話しているうちにあっという間に日が暮れ







いつの間にか短針が9の針を刺そうとしていた


楽しい時間ほどあっという間に過ぎるのだ


「もうこんな時間か、そろそろ帰るぞ」


ずっと座って話していたせいで少し背伸びしただけで全身の骨がポキポキっと鳴った




空を見上げると星がきれいに光っていた


「次の集まりはまた一ヶ月後かぁ」


少しため息を漏らしながら言うと


「別に一ヶ月後じゃなくてもいいだろ。また嫌なことがあったらいつでも来いよ」


なんだかんだ言って千冬はいつも私に優しい


幼馴染であり家庭のことを唯一知っている理解者でもある



「良い幼馴染を持てて私は幸せものだね」


「当たり前だろ。
こんな良い幼馴染なかなかいないんだから、たまにはアイスぐらい奢れよな。」


「今ので台無しだよ」





わずか後分の距離を二人でゆっくり歩きながら帰った。




私の家まで送ってくれると、千冬はじゃあなと一言残して帰っていった



家に入ると晩御飯も食べず部屋に行き、そのまま布団に突っ伏した



…【場地さん】って名前どこかで聞いた気がするんだけど気のせいだろうか?








疑問を抱えつつ、意識がなくなっていくのに身を任した







そのまま朝まで寝て慌てて風呂に入って学校にでかけたのは言うまでもない

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まっつー - 終わっちゃってますけどこの後どうなるんですか?とても気になります (2023年4月16日 0時) (レス) @page24 id: af3ec55cb1 (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - 雪見大福さん» 分かります!私的には場地さんには犬でいてほしいです!! (2021年6月24日 13時) (レス) id: 9e7ebbb79e (このIDを非表示/違反報告)
雪見大福(プロフ) - 千冬くんって猫みたいな…犬みたいな感じですよね! (2021年6月18日 0時) (レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - 雪見大福さん» コメントありがとうございます。その気持ちすごく分かります!! (2021年6月17日 15時) (レス) id: 9e7ebbb79e (このIDを非表示/違反報告)
オーちゃん(プロフ) - タカちゃん推しの腐人間さん» ありがとうございます。喜んでいただけて嬉しいです!笑笑これからも読んでいただけたら幸いです! (2021年6月17日 15時) (レス) id: 9e7ebbb79e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オーちゃん | 作成日時:2021年4月25日 3時

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