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鏡花『……はい』
数日ぶりに聴いた鏡花さんの声は少し元気が無いようでした。
A「鏡花さん!Aです!」
鏡花『え、Aちゃん!?どうしたの?いつも連絡してくるのに今日は無かったし、貴女の状況が状況だからすごく心配したのよ!?』
あわわわ、やっぱり心配掛けてました……。
A「ご、ごめんなさい……。色々あってすっかり連絡をするのを忘れてしまって……」
はぁ……、と鏡花さんからため息が聴こえます。
鏡花『……とりあえず、貴女が無事で良かったわ。ちなみに今日のお店は大丈夫だったわよ』
A「え?」
鏡花『始めのうちは開店していたんだけど、貴女の事が心配過ぎてお店どころじゃなかったからすぐに閉じたわ。私、Aちゃんの事娘や妹とかの様に感じているのかもしれないわね』
ふふふ、と笑いながら言う鏡花さんの言葉に、私は目頭が熱くなってきました。
A「……っふ、うう…、」
鏡花『え!?Aちゃん!?泣いてるの??私、何か貴女を悲しませる事を言ってしまった?』
A「いえ、ち、がうんです。……っ鏡花さんの言葉が嬉し、くて」
鏡花『そ、そう?貴女を傷つけた訳じゃ無いのなら良かったわ』
・
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数分後、電話越しに泣き続けた私はようやく泣き止みました。
A「また、鏡花さんに心配を掛けてしまいましたね……。だけど、私も鏡花さんの事、お母さんや姉は実際いませんが、そんな存在だと思っていますよ」
鏡花『なんか、貴女から改めてそう言われると照れるわね。だけど、貴女が泣き出した時はどうしようかと思ったわ……』
A「本当にすみません……。あの、鏡花さん」
鏡花『なにかしら?』
A「私が今日、お店に連絡できなかった理由についてお話ししても良いですか?」
鏡花『え、もちろん聞きたいけれど、もし話したく無かったら無理しなくていいのよ?おそらくバース性の事でしょう?』
A「はい、だけど、鏡花さんには話したいんです」
鏡花『ありがとう。じゃあ、お願いするわ』
私は鏡花さんに色々と濃い出来事を話しました。
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みつる(プロフ) - 名無し93720号さん» コメントありがとうございます!上手く書けているかすごく不安だったのですが、降谷さんの対応が好みと言っていただけて自信が持てましたし、とても嬉しいです!亀更新ですが、これからも是非この作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2021年5月14日 20時) (レス) id: 3cf5af8801 (このIDを非表示/違反報告)
名無し93720号(プロフ) - 降谷さんの対応が好みすぎてしんどいです……更新楽しみにしてます! (2021年5月13日 5時) (レス) id: 8dfcdb0128 (このIDを非表示/違反報告)
みつる(プロフ) - Mikomikoさん» コメントありがとうございます!大好きと言ってくださってすごく嬉しいです!亀更新ですが、これからも是非この作品をよろしくお願いしますm(_ _)m (2021年4月8日 21時) (レス) id: 3cf5af8801 (このIDを非表示/違反報告)
Mikomiko - 『全編』ではなく『前』です,すみません……。 (2021年4月8日 13時) (レス) id: fe7fb85c90 (このIDを非表示/違反報告)
Mikomiko - 続編,おめでとうございます。全編からこの作品のファンです!私は,コナンもオメガバースパロディーもかなり好きなので,この作品,大大大好きです!!これからも応援してますね♪ (2021年4月8日 13時) (レス) id: fe7fb85c90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつる | 作成日時:2021年3月28日 12時