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？？？え？本当になにがなんだか分かりません。
失礼かもしれませんが思い切ってお客様に私とどこで会ったのか聞いてみることにしました。
A「あの……？私の事を知っているんですか？どこかでお会いしましたか？」
褐色肌の男性客「……え？もしかして僕の事覚えていないのか？」
あれ？先程と口調が変わったような……？
それよりもお客様の言い方だとやはりどこかで会ったかのような口振りです。
記憶を辿りますが、どうしても覚えがありません。
A「すみません……。覚えがありません」
よく分かりませんが、素直にそう言うしかありません。
褐色肌の男性客「そうですか……。覚えていないなら仕方ありませんね。まあ、昔の事ですし、忘れてしまうのも無理はありませんね」
また、口調が戻った……？
A「……？」
褐色肌の男性客「なら、最初からやり直す事にします。僕の名前を名乗らせて頂けませんか？」
A「……そんな、お客様のプライベートを聞くわけにはいきません」
褐色肌の男性客「僕は気にしません。それに、貴女の名前だけを知っているなんて不公平でしょう？」
A「……確かに、一理ありますね」
褐色肌の男性客「でしょう？では、僕の名前は、降谷零です。ただ、訳あって普段は偽名の安室透と名乗っています」
と、小声で言いました。
そして、
偽名……？何だかスパイのようなその言葉に首を傾げます。
A「その……。偽名を名乗るほどの人が、私なんかに本名を言ってしまって大丈夫ですか？」
降谷「貴女なら、大丈夫だと知っているので、それに、貴女と僕は……」
降谷さんは何かを言い掛けますが途中で
A「……？なんでしょうか？」
降谷「いえ、何でもありません。また、貴女に会いに来てもいいですか？」
正直、いきなり抱きついてきた降谷さんには不審感がありましたが、降谷さんのすごく真剣な表情に駄目なんて誰が言えるのでしょうか。
それに、なぜか胸がまた高鳴ってしまいました。
A「……は、い、また来てくださいね」
私は気がつけばそう降谷さんに返事をしていたのでした。
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みつる(プロフ) - イアデビルさん» コメントありがとうございます！面白いと言って頂けてすごく嬉しいです！溜まった用事が終わり次第更新していく予定なので、是非これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年4月29日 0時) (
レス) id: c059687b79 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - とっても面白いです！更新待ってます頑張ってください (2020年4月28日 16時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みつる | 作成日時：2020年1月9日 19時
