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※Aさん視点に戻ります。

あ……、あの子は……。

暗闇の中で私は一人の女の子を見つけました。どうやら泣いているようです。

???「……ん、……くん、■■くん!ごめんなさい……。ごめんなさい……。ごめんなさい!」

女の子は誰かに対して謝っているようです。それも何度も何度も。


あれ……?私はこの光景を知っている……?何度も見たことがあるような……、そんな気がします。


そんな事より、異常な程に謝っている女の子を放ってはおけませんよね。もしかしたら私が力になれるかもしれませんし!

A「どうしましたか?何かありましたか?」

女の子に話かけて見ましたが、彼女は謝り続けるばかりです。

聞こえないのかなと思ってもう一度話かけてみたものの、やっぱり反応を示しません。どうやら本当に聞こえていないようです。


A「……どうしたものでしょうか」


じゃあ、言葉が駄目なら触れてみるのはどうでしょうか。女の子は驚いてしまうかもしれませんが仕方ありません。

私は女の子の肩に手を置いた……つもりでした。

A「……え?」

私は驚いて固まってしまいました。それもその筈です。私の手は女の子の肩を擦り抜けてしまったのですから。その後、何度やっても同じでした。もしかしたら、彼女は幽霊的なモノだったのかもしれません。

でも、不思議と怖さは感じませんでした。
私は女の子に寄り添うように座りました。

A「彼女が少しでも楽になりますように」

そんな願いを込めて。



しかし、突然景色がグニャリと歪みました。

そこから突然車が飛び出して来ます!

その車は真っ直ぐ女の子の方へ!


A「危ないっ!」


私は叫びます。

その時、初めて気が付いたかのように女の子がこちらを向きます。



A「……!?」



私は声を挙げることが出来ませんでした。


だって、その子は……、



私、だったのですから。

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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , オメガバース   
作品ジャンル:恋愛
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みつる(プロフ) - イアデビルさん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けてすごく嬉しいです!溜まった用事が終わり次第更新していく予定なので、是非これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年4月29日 0時) (レス) id: c059687b79 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - とっても面白いです!更新待ってます頑張ってください (2020年4月28日 16時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みつる | 作成日時:2020年1月9日 19時

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