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とりあえず感じた違和感の事は忘れて、鏡花さんとお茶をしてから気まずいながらも店員は安室さんしかいないので彼にお会計をして貰います。
A「安室さん。ハムサンド、凄く美味しかったです。そして、先程は鏡花さんがすみませんでした。彼女も悪気は無くて……」
鏡花さんが先程安室さんに言った事は正論なのですが、言い方が悪かったと思いますので安室さんに謝ります。
もちろん鏡花さんが謝って頂けるなら良かったのですが、鏡花さんは今もそっぽを向いてしまっていて謝る気は無い様なので……。
安室「いえ、そんなこと気にしなくていいですよ。彼女が僕に言った事は全部正論ですし」
幸い安室さんは余り気にしていないようで良かったです。
A「そうですか……。それなら良かったです。安心しました」
安室「ただ……」
A「はい?なんでしょうか?」
安室「もし、よろしければまた、この喫茶店に来てくれると嬉しいです」
安室さんが言った言葉はお店の人が初来店してくれたお客様によく言う言葉です。ですが、簡単な言葉を言っている筈の彼の顔は真剣そのものでした。
私は考えてみました。
昔の私を知っているかもしれない安室さん。
思えば、安室さんと鏡花さん。それぞれに私が言った言葉が矛盾しています。
安室さんには彼を忘れてしまってすみません。と謝って更には貴方の事を思い出せる様に色々とお話して下さいと言ったのに対し、
鏡花さんには彼が私の事を知っている訳が無いと全力で否定しました。
私は一体何を言っているのでしょうか?もう、自分でも分かりません。
ただ、一つだけ分かるのは二人を初対面なのに険悪にさせたのは私の中途半端な言い方のせいです。
だから、二人を仲直りさせたいと思います。
A「はい!もちろんですよ。ただ、鏡花さんと二人でまた来ますね」
私は考えた結果こう返したのでした。
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みつる(プロフ) - イアデビルさん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けてすごく嬉しいです!溜まった用事が終わり次第更新していく予定なので、是非これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年4月29日 0時) (レス) id: c059687b79 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - とっても面白いです!更新待ってます頑張ってください (2020年4月28日 16時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつる | 作成日時:2020年1月9日 19時