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安室「あっ……、そろそろ行かないと!」
安室さんが腕時計を見て慌てた声を出します。
時間は8時40分を指していました。
A「お仕事ですか?」
安室「はい、喫茶店のアルバイトをしています。ここからそう遠くないので間に合うとは思いますが……」
A「それは大変ですね!早く行かないと!」
安室「すみません!本当はもっとお話をしていたかったのですが……行きます!それでは、また!」
そう言い残し、安室さんは去っていきました。
あれ?結局、安室さんは何をしに来たんでしょう?お花を買う素振りも無かったし……。
もしかして……、私に会いに来た?いやいやそんな事あるはずないですよね。
でも、安室さんは私の事を知っているようだったし……。
鏡花「Aちゃん!大丈夫!?」
そんな事を考えていたらお客様を送り出した鏡花さんが私に駆け寄って来ました。
A「店長……?どうしましたか?」
鏡花「どうしましたか?じゃないわよ!さっきの金髪のお客様よ!なんか抱き締められてなかった!?Aちゃん、戸惑っているように見えたから助けたかったんだけど、なかなか手が離せなくて……。ごめんなさいね……」
A「大丈夫ですよ、すみません。なんだか心配かけてしまったみたいで……」
私は、安室さんの事を本名とかは伏せて鏡花さんに話しました。
鏡花「貴女のことを知っていた……?うーん、貴女、6歳までの記憶が無かったんだったわね」
A「え?は、はい」
そうでした。鏡花さんには私が6歳までの記憶が無い事を話したんでした。
鏡花「もしかして、金髪のお客様は、6歳までの間にAちゃんと接点があったのかも知れないわよ?」
安室さんが私の事を知っているのは、6歳までの私に会っているから……?
確かに、それなら合点がいきます。まだ、確定した訳ではありませんが……。
A「……ええ!?」
初めて家族以外で昔の私の事を知っている人に会えたかもしれないと言うことを知り私は驚愕の声をあげてしまいました。
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みつる(プロフ) - イアデビルさん» コメントありがとうございます!面白いと言って頂けてすごく嬉しいです!溜まった用事が終わり次第更新していく予定なので、是非これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年4月29日 0時) (レス) id: c059687b79 (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - とっても面白いです!更新待ってます頑張ってください (2020年4月28日 16時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつる | 作成日時:2020年1月9日 19時