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そんなことがあった日の翌日の夜、俺は居酒屋にAを呼び出し告白をした。
『へへ、やっと言ってくれましたね』
「炙り出されたわ」
『遅いですよ！ずっと食べながら待ってたんですから！』
「ごめんて、てかいつから知ってたん」
『ん〜、なんとなく…！』
ニヤニヤしながらはぐらかす彼女。
「絶対どこかで確信あったやろ。いつやねん教えろ。」
『なんの事か分かりませんね〜』
「は〜生意気なやつやなぁ。」
ずっと俺より上に立っている気分でいる彼女が少々気に食わないのでこっちも張り合わせてもらう。
「でもまぁ、なんやかんや割と早くAと実結べて良かったわ。」
『でしょ〜！私のお陰ですね』
「そやな、じゃ早速明日デートしに行こか。」
『はい！…っえ？』
「他の奴らに見せつけようや」
『っと…そ、うですね！』
強気でそう返事するもやっぱり正直なもんで顔は真っ赤に染まっている。
可愛い。つい意地悪したくなる。
「何、恥ずかしいん？」
『え…ま、まさか〜』
「ほーん、の割に顔真っ赤やけど｣
『…るさいです…』
ついに折れてくれたようで彼女は悔しそうに手で顔を覆う。
「ははは、俺の上に立とうとするからや。」
『はい…すいませんでした…』
素直に謝れる所も彼女の良いところ。可愛い奴やな。
「これからよろしくな、Aちゃん」
『普段ちゃん付けしないじゃないですか…』
「あれ、そやったっけ。まぁこれからずっと呼ぶことになるんやから気にせんとイチャつこうや。」
『は、！告白する前の京極さんはどこにいったんですか！？こんな積極的に……！』
「うっさいわ笑はよ俺のことも名前で呼んでな」
『……考えときます。』
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作者名：碧音 | 作成日時：2024年2月16日 8時
