ワガママ言っていい？(JN) ページ10
Jun side
「......完全にやってしまったー、」
曲を出してから数日、思うように動かない自分の身体に鞭を打ち音楽番組を出てから数日ついにメンバーの前で倒れてしまった。
「ミンハオ怒ってるかな。」
《ねえ、熱あるでしょ。》
《なんでコソコソ話で、中国語を、》
《いいから、熱あるでしょ。》
《うん。》
《みんな気づいてるよ、言わないだけで。リーダーに言ってマネージャーにも言って休もうよ、ジュンの体調が心配だよ。》
《大丈夫だよ、大丈夫。》
《でも、》
「大丈夫だよ。」
最後韓国語に戻して少し突き放しちゃった。あの時のこと、ちょっと後悔している。せっかく同郷だからって優しく慕ってくれる弟に、逆に甘えすぎちゃった。まだいける、そう思い込ませて欲しかったんだ。
『あれ、起きてんぢゃん。』
白い天井を見つめていると、横から声が聞こえ咄嗟に首を反応させる。
すると、見知った顔......では無いがたまに見かける黒い顔にギョッとした。
『じゅんぴ、突然倒れたと思ったら丸2日寝てんだもん。まぢで焦った〜。んー、微熱ってとこか？』
細長い手をおでこに当てられると、さっきまで水仕事をしていたのかやけに湿って冷たさを感じた。
気持ちいい、もう少し手を当てて欲しい。そうやって、手を伸ばし近くにあった手を自分の頬に当て直した。
「ヌナ、今日はおやすみ？」
『もち〜。ヌナは今日おやちゅみ♡ばっちりメイクしちゃった！』
「まつげ長いね。」
『さっすが、じゅんぴ〜分かってる〜！今日は景気よく3枚つけたからね！』
「どんな姿でもヌナらしくて好きだよ。」
『どったの、急に。あまえたさんか〜？ヌナもじゅんぴのこと大好きだよ！』
『でもね、』そう言いかけるとAは頬に当てていた手を離し、頭を撫でる。
『隠し事をするじゅんぴはちょっと好きじゃない。......クプスたちも心配してたよー、まぢで。』
「うん、」
『じゅんぴが辛いとうちも辛いからさ。だからね、次からはうちにだけ言ってよ。熱あるーって。......そしたら、一緒に練習休めんぢゃん？』
彼女は空いた手でピースサインを作ってみせると、そのまま僕の鼻を挟んで笑った。
「......練習ズル休みしてるってその時はホシにチクるよ。」
『お？言うようになったぢゃん。』
お返しに同じようにピースサインをして、ヌナの鼻をつまむ。
「ワガママ言っていい？お粥食べさせて、」
『いーよー、』
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もく��(プロフ) - 教えてくださってありがとうございます〜！！！直しました！助かります！ (5月31日 14時) (
レス) id: edd35a6660 (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ - オリ/フラついてますよ〜💦 (5月31日 14時) (レス) id: 8fec33f08b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もく�� | 作成日時：2023年5月30日 23時
