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1000人のショーケースが終わり、メンバー全員がステージ上で一列に並ぶ。そして目の前には代表の姿がーー。
｢指輪を返してあげたい、本当にそう思う。｣
社長のその言葉は最高の褒め言葉であった。
｢しかし、......私がこんなことを言うとは思わなかった。｣
予測できない次の言葉に緊張が走る。
｢ーーーー私は指を持っていない。｣
社長の発言に驚きを隠せず、横をちらっとみるエスクプス。ほかのメンバーたちも同じように視線が動く。
｢後ろを向いて、｣
社長の言葉に従うまま後ろを振り向くと、ステージの幕がどんどん上がっていく。
SC｢何だ何だ、｣
幕の下から徐々に光が漏れ出していく。すると、足影が見え始めた。
SC｢な、何だよ〜、｣
メンバーたちの前にはSEVENTEENの家族たちがいた。誰よりも愛してやまないファン1号だ。
長い間会えなかった愛おしい家族たちにメンバーそれぞれが駆け寄る。
ジョシュアに会うためにアメリカから来た母や、ジュンに会うために中国からきた家族たち、そしてトユンに会うために日本からきた両親。全メンバーの家族が揃いに揃った瞬間だった。
『まま、ぱぱ、......』
母｢おいで、A。｣
父｢あらら、すっかり大きな赤ちゃんに戻ったなあ。｣
母｢見ない間にやつれてる。そんなんでちゃんと踊れるの？仕事に責任を持たないと、｣
『ママだって今日休むの大変だったっしょ？』
母｢貴方のためなら、仕事なんてすぐよ。私を舐めないで、｣
『まま、ぱぱ、大好き。』
父｢ほら、A。指を出して？｣
母｢パパから指輪はめてもらうなんて、嫉妬しちゃうわね。｣
『......ゔん、』
母｢これからも仕事に責任をもって、長い人生を走りきること。｣
父｢Aの目標に向かって彼らと共に走りなさい。｣
トユン家族の元へ、リーダーもして挨拶回りをしていたエスクプスが登場する。
『ママ、パパ、ずっと言ってたズッ友だよ。』
母｢でた、ズッ友さんの1人ね、｣
SC｢«はじめまちて、エスクプスでつ。»｣
『いつか会う私の家族のために、日本語勉強してくれたの。クプス、ママとパパだよ。』
SC｢見ればわかるよ。トユニはパパ似なんだな。｣
『目標はママみたいなバリキャリ。』
SC｢目標はおおきくだな、｣
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作者名：もく�� | 作成日時：2023年3月13日 22時
