朝日が昇る【SEVENTEEN+1】 (ページ32)

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MG side

ミッションカードを渡されそれぞれがコメントを残すと、撮影が終わり次のチームへと移る。

今日のイベントは全て終わった。結果は惨敗。Bチームのを見て観客に取り入られようと、ステージからおりたのが全ての結果に繋がった。

悔しいよりも、自分を律することができなかったことが腹立たしい。撮影中、何度もジュニヒョンは膝に手を置いて励ますように撫でてくれたが自分の気持ちはそんなんじゃ収まらなかった。ドギョムが言ってたこともその通りだ。

頭で描いていた理想像ではテレビで見たアイドルのファンサービスみたいに上手くいくはずだった。現実じゃあそうはいかない。

『どしたん、ミンギュ。捨てられた子犬みたいな顔してんだけど、』

ウケる、と言ったヌナは俺の顔を写真撮りそのままみせてくる。

『せっかく綺麗に化粧したのに、勿体ないんだけど、』

MG｢ぬーなぁ、｣

『なになに、どしたん。』

抱きつこうとすると、すぐにひっぺがされ｢化粧がつくぢゃん｣と怒られる。それでもめげずにもう一度ヌナのお腹に腕を回し正面から首元に顔を埋めるように抱きついた。

『も〜、赤ちゃんか！？』

MG｢赤ちゃんじゃない！｣

『じゃあ、なによ。まったく〜、』

よしよしと背中を叩くリズムが心地よくて、泣くつもりじゃなかったのにだんだん気持ちが込み上げてくる。