朝日が昇る【SEVENTEEN+1】 (ページ23)

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そういうとずっと下を向いていた彼がこちらを向くようになる。

『役に立つってなんだろうね〜。』

DK｢......メインボーカルとして、曲の核になること？｣

『なら、もう出来てるぢゃん。ドギョミがいてスングァンがそれに着いていこうと、なんなら追い越そうとしてるし、うちらもドギョミの声を聞いてリズムが生まれて踊る時より楽しくなるんだよ。1回くらいでなにさ、もうプロ気取り？まだデビューも出来てないっつーの！』

DK｢そういう訳じゃ......、｣

『分かってるよ！うちが言いたいのは、ドギョムがいないと困るし役に立つとかそういうの考えないでのびのびと歌って欲しいの！』

彼は泣きながらも口をとがらせ、それだけじゃ満足しないという顔を見せた。欲張りな弟だなと思いつつ、久々にドギョム本心の声が聞けて私自身も少しづつテンションが上がる。そしてそのまま彼の頬をつまみ笑って見せた。

『分かったのか〜？！』

DK｢わかっひゃ、わかっ、ひゃから、｣

つまんでいた頬を外すと、痛そうに擦りながら先程の表情とは打って変わって彼もまた笑顔になった。

『じゃあ、焼肉まで走るぞ！』

DK｢え！？｣

『ハニに食べられちゃうでしょ！あいつまぢでうちに容赦しないから、』

靴ひもを結び直し、事務所の出口へと向かっていく。

『何食べたい！？』

DK｢牛タン｣

『うちも！牛タンしか勝たん！ほら行くよ！』

後に｢ヌナってたまに励まし方が雑ですよね｣と不眠ゼロで暴露されるのであった。

△▼△

『遅くなりました〜！』

DK｢遅くなりました！｣

JH｢お、迷子にならずにきたか！｣

SC｢っていってもお前たちの分ないけどな〜。｣

『え〜まぢ？本当にハニ食べちゃったの！？』

JH｢うっそ〜、ギブギブギブギブ、A、いやAさん！俺の首折れちゃう！俺の天使の顔面が消える！｣

『PDさん、ハニにいぢめられて傷心気味なのでお肉いっぱいたのんでもいいですか？』