SEVENTEENPROJECT#2 ページ14
レコーディング室
ディノの次に入ってきたのはトユンだった。
｢次は誰ー？｣
『あ、うちでーす！』
しっかりカメラ目線で全力ピースをするトユン。そんな行動をしてるとは露知らず、ポムジュ氏とウジは笑いながら頭を抱える。
｢ついに来たよ問題児。｣
WG｢結構調子よくレコーディングが進んでたから、この調子でいけると思ってました。｣
そして、レコーディング室へボタンを押し、明るく話しかける2人。
｢トユンやー、今日の調子はどうだい？｣
『絶好調！』
そう声を聞くや否や後ろで座っていたホシ達もドっと笑いが起きる。
｢じゃあ、そんな絶好調のトユン、ウジから言われた悲しいことってある？｣
『あー、......音を外すとすぐ｢何度言わせるの？頭を切って覗いてみたいよ！｣ってキレられるんだよね。分かってるよ！！って私もキレ返すだけど......、ウジには内緒ですよ？』
WG｢聞こえてるけどヌナwww｣
『おー、OMG』
ポムジュ氏とウジは、改めてトユンの天然っぷりを浴び、笑いをこらえるのに必死な様子。が、すぐに顔を切り替えレコーディングがスタートする。
先程楽しそうに笑っていたウジも、音を外したところを見つけると、鬼モードへ。
WG｢Ahの部分が、伸ばした時に音さがってる。3秒維持して。｣
『おっけ、Ah、』
WG｢下がってる！Ah、｣
『Ah、』
WG｢うん、今の感じ｣
｢トユニ、こぶし入れないでフラットに歌い始めて。｣
『わかりました。』
どうやら、日本特有の歌い方で苦戦している様子。そして約1時間後、
WG｢パートの割増り変えたけど上出来だと思う。｣
『ありがとうー。』
にこやかに最後は終わり、彼女はレコーディング室を後にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 398人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もく�� | 作成日時：2023年3月13日 22時
