病院嫌い�� ページ7
ある日の朝。
『（人1）…そろそろ起きよう？』
『ふぇ？』
（人1）は瞼を開けるが…
『だめ…眠い…(-_-)zzz』
『でも、もうお昼だよ？』
『ふぇ？』
朝からこんなやり取りを続けている2人。
『ご飯…俺が作ったから、少しでも食べよう？』
『…う…ん。』
必死に起き上がる（人1）。
リビングへと移動すると、（人3）が言った。
『お味噌汁よそるから、（人1）はご飯をよそってもらってもいい？』
『…うん…。』
（人1）は右手に杓文字を取ると、
炊飯器の蓋を開けた。
何時もなら、炊き立てのいい香りがするのだが…
『うっ…』
ご飯の匂いを嗅いだ瞬間、
（人1）を気持ち悪さが襲う。
ドタドタ…
（人1）は思わずトイレに駆け込む。
『うっ…』
『（人1）！？』
（人1）の様子が変だと気付いた（人3）は、慌てて駆け寄ってきた。
『（人1）！？どうした？』
『うっ…（人4）…気持ち悪い…』
（人1）は身体の中の物を吐き出そうとするが、何も出てこない。
『（人1）…病院いこう？』
『イヤっ』
『ちゃんと診てもらわないと…』
『ヤダヤダっ！！』
必死に嫌がる（人1）だが、尚も気持ち悪さは襲う。
『病院行ったら、色々検査する…もん…』
『（人1）…まさか病院嫌い？』
『病院は大っ嫌い！』
『けど、病院で働いてたよね？』
『それとこれとは別…』
困り果てた（人3）は、ある考えを思いついた。
『じゃあ、とりあえずベットに行こう？』
（人3）は（人1）を抱き上げると、ベットに連れて行く。
『今日はもう何もしなくていいから…
もう少し寝てようか？』
『うん…。』
それから数分もしない内に、眠りについた（人1）。
（人3）はある人へ電話をかけた。
Pruuuuu…
『もしもし？』
『もしもし、裕太！』
『っんだよ、（人3）、声大きすぎ！！』
『（人1）が眠気と気持ち悪さに襲われてるんだけど！！』
『あぁー…それ、病院に来た方が良いわ。ただ…』
『だよね！
何とかして連れて行く！』
（人3）は直ぐさま電話を切った。
『とは言ったものの…
どうやって連れて行くかなあ(･_･;』
寝室まで来ると、覚悟を決めた。
『（人1）…ごめんね(´･_･`)
嫌がるかもしれないけど、やっぱりこのままじゃいけないから。』
小さく囁くと、（人1）を抱き上げ、家を後にした。
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まりん(プロフ) - 探したら違うところにありました！シリーズとしては別のものみたいになってしまっていますが最初から読んでみますね！！本当にすみませんでした！ (2016年6月4日 21時) (
レス) id: eec627beff (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 最初から読みたいのですが…。part4からしか無いのですが、もう読めないのですか？封印状態やめてください。お願いします〜 (2016年6月4日 21時) (レス) id: eec627beff (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 梨央さん、コメントありがとうございます！これは、私の処女作品なんですが、そこまでお褒め頂いて、凄く嬉しいです(*^^*)今書いている作品が落ち着き次第、投稿出来たらと思います^ ^ (2015年11月30日 16時) (レス) id: a92accdbf2 (このIDを非表示/違反報告)
梨央 - すっごく素敵な話で２時間くらい夢中で一気に読んでしまいました( ´ ▽ ` )ﾉ続き楽しみにしてます！！！！！ (2015年11月29日 3時) (レス) id: 035926c0f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2015年10月28日 22時
