父の日のプレゼント（前編） ページ48
（人1）は何時ものように、保育園へ迎えに行くと…
『ママ、ちてんしゃに のりぇたよ！！
(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))』
『え！？』
翔の言葉に驚いていると…
『（人2）さん、中へお願いできますか？』
杉村が再び、教室へと誘導した。
テーブルには、ビデオカメラが置かれていた。
『今日の午後、撮影したものです^ ^』
ビデオカメラには、園の自転車を乗りこなす翔の姿が映っていた。
『翔、すごい！偉いよ！！』
（人1）は翔を抱きしめた。
『えへへ(o^^o)』
『課題をクリアした子には、その様子をビデオ撮影して、皆さんにお渡ししているんです。
翔君のは、こちらのテープになります^ ^』
（人1）は杉村からテープを受け取ると翔へ言った。
『翔ちゃん、このテープをパパに送ろっか^ ^』
『やっちゃー*(^o^)/*』
『帰りに、レターセットと切手も買って行こうね(o^^o)』
『翔君、本当によく頑張りました。
今日は、ご馳走かな？^ ^』
『ですね(o^^o)』
♦♦♦
『（人4）にお手紙書くの、久しぶりだな(o^^o)』
布団で眠る翔と愛華を見ながら、（人1）は手紙へ文字を綴っていく。
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Dear （人4）
お手紙。
久しぶりに書くから、何だか変な気持ち。
翔から（人4）に、父の日のプレゼントです。
毎日毎日、お家でも保育園でも、自転車の練習をしたんだよ？
私もね、かなりヘトヘトになっちゃった。
お仕事の方は、順調ですか？
こっちは楽しくやっているので、安心して下さい。
でも本当は、寂しい。
（人4）に会いたい。
（人4）の帰りを、日本で待っています。
From （人1）
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『これで…
寂しい。会いたいって、書かない方がいいかな？』
（人1）は散々迷って、その文字を消しゴムで消す。
『甘えたらダメ…。』
そう呟きながら、封を閉じた。
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まりん(プロフ) - 探したら違うところにありました！シリーズとしては別のものみたいになってしまっていますが最初から読んでみますね！！本当にすみませんでした！ (2016年6月4日 21時) (
レス) id: eec627beff (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 最初から読みたいのですが…。part4からしか無いのですが、もう読めないのですか？封印状態やめてください。お願いします〜 (2016年6月4日 21時) (レス) id: eec627beff (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 梨央さん、コメントありがとうございます！これは、私の処女作品なんですが、そこまでお褒め頂いて、凄く嬉しいです(*^^*)今書いている作品が落ち着き次第、投稿出来たらと思います^ ^ (2015年11月30日 16時) (レス) id: a92accdbf2 (このIDを非表示/違反報告)
梨央 - すっごく素敵な話で２時間くらい夢中で一気に読んでしまいました( ´ ▽ ` )ﾉ続き楽しみにしてます！！！！！ (2015年11月29日 3時) (レス) id: 035926c0f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2015年10月28日 22時
