追う者 ページ46
『あっ…コンソメが無いじゃん…(ノД`)』
ポトフを作ろうと、夕飯の準備をしていた(人1)。
『すーぷ ない?( i _ i )』
『えっ!?ちゃんと、作るよ!!
今日はポトフの気分になっちゃってるもん^ ^』
『やっちゃー!!(((o(*゚▽゚*)o)))』
『でも、買い出しに行かなくちゃ。
時間はまだ5時過ぎで、外もまだ明るいし…。
翔ちゃん、お買い物いこう?』
『あいっ!( ^ω^ )』
♦♦♦
(人1)はベビーカーへコンビニ袋を下げ、翔と手を繋ぎ、歩いていた。
『…。
(何だろう…この感じ。前にも感じたこと…)』
(人1)は辺りを見渡すが、誰もいない。
『ママ?』
急に歩くのを止めた(人1)を、不思議に思ったのだろう。
翔は(人1)を見つめた。
『ごっ…ごめんね、何でもないよ^ ^』
再び歩き出す(人1)だが…
トットットッ…。
同じ速度で歩く人の音。
『(やっぱり…。でもまだ明るい。
翔と愛華は、守らなくちゃ。)』
(人1)は後ろを振り返らずに、できるだけ急いでマンションを目指す。
マンションの入り口に入る前、周りに誰もいないことを確かめた(人1)は、指をかざした。
マンションの玄関へ入った3人。
『翔ちゃん、今日は階段で登ろうか^ ^』
『あいっ!^ ^』
万が一の事を考えた(人1)。
エレベーターを使えば、階数が分かってしまう。
ましてや、エレベーターは密室だ。
階段ならば、密室ではない。
そう考えた(人1)は、必死に階段を登る。
『たかが7階だけど…されど7階…よね』
(人1)はやっとの事でドアの前に着いた。
『このマンションはオートロックだし…
大丈夫だとは思うけど…。』
(人1)は部屋へ入ると、その場に崩れ落ちた。
『ママ!?( i _ i )』
『大丈夫、ごめんね。
ビックリしちゃったね(´・_・`)』
しかし、中々立ち上がる事が出来ない。
『しょーちゃん、先に上がって?
きちんとお手て洗って、うがいしてね?
できるひとー?(*^^*)』
『あいっ…( i _ i )』
靴を脱いで、脱衣所へ向かう翔。
(人1)はやっとの事で立ち上がると、愛華を抱き寄せた。
『大丈夫…皆んな無事だよ…。
大丈夫…。』
(人1)は必死に自分へ、言い聞かせた。
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まりん(プロフ) - 探したら違うところにありました!シリーズとしては別のものみたいになってしまっていますが最初から読んでみますね!!本当にすみませんでした! (2016年6月4日 21時) (レス) id: eec627beff (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - 最初から読みたいのですが…。part4からしか無いのですが、もう読めないのですか?封印状態やめてください。お願いします〜 (2016年6月4日 21時) (レス) id: eec627beff (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 梨央さん、コメントありがとうございます!これは、私の処女作品なんですが、そこまでお褒め頂いて、凄く嬉しいです(*^^*)今書いている作品が落ち着き次第、投稿出来たらと思います^ ^ (2015年11月30日 16時) (レス) id: a92accdbf2 (このIDを非表示/違反報告)
梨央 - すっごく素敵な話で2時間くらい夢中で一気に読んでしまいました( ´ ▽ ` )ノ続き楽しみにしてます!!!!! (2015年11月29日 3時) (レス) id: 035926c0f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美月 | 作成日時:2015年10月28日 22時