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(あいつ、どこにいるんだ？)
手始めにいつもユウと遊んでいた公園に行ってみたが、ユウの姿は無かった。
(もう家に帰ったか……？)
そう思って公園を出ようとした時だった。
「…ちょっといいですか？」
急に後ろから声を掛けられた。
振り返ると、そこにはスーツに身を包んだ男が立っていた。
見た目は二十代後半くらいの男だ。
髪の色が白髪だったから、老けているように見えたのかもしれない。
顔は優しそうな表情で、声も柔らかいものだったので、悪い人には見えなかった。
(誰だコイツ？)
俺は不審に思って警戒心をむき出しにする。
するとその男は慌てた様子で俺に言った。
どうやらこの男は刑事らしい。
なんでも、最近この辺りで起こった殺人事件に関して俺に話を聞きたいんだそうだ。
なんでこんな時間まで聞き込みしてんだよ…もう人ほとんどいねえ時間なのによ。
それにこの辺であった殺人事件なんて、そんなもの知らない。
ここ近辺でそんなに大きな事件は無かったはずだ。
俺はそう伝えて、その場を離れようとした。
しかし、刑事は待ってくれと俺を止める。
(んだよめんどくせーな)
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作者名：あまちゃん | 作成日時：2023年12月6日 7時
