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俺はユウをちらっと見た後、電話をそのまま切って、バイト先に行くことにした。




ユウが今どんな表情をしているかも知らずに、その場を後にしてしまったのだ。




(ごめん)




そう心の中で謝まって俺はユウに背を向けて走って行った。









その日のバイトもいつも通り何も変化なく終わった。




ただ唯一違うことと言えば、仕事中もユウのことが頭から離れなかったことだ。









「なんで助けたの?」









「…どういうことだよ一体」




ランスはユウの言葉の意味が分からないままでいた。




俺は自分が正しいと思ったことをしただけであって、ユウを助けることに理由など無かった。




ユウはいったい俺に何を伝えたかったのだろうか。




考えても考えても、その答えは分からないままだった。




俺は頭をグシャグシャとかいた後、 勢いよく立ち上がってバイトが終わったらユウを探そうと決心した。

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作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年12月6日 7時

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