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俺はユウの方へ走った。
「おい、何やってんだよ」
と俺はユウを囲んでいる奴らに言い、ユウの前に立った。
すると以外にも、そいつ等は俺を見た途端慌てた様子で逃げて行ったのだ。
ユウをいじめていた奴らがいなくなった後、俺はユウに手を差し伸べた。
「大丈夫か」
「…」
「お前、なんで俺に言わなかったんだよ」
ユウは涙目で俺を見る。
「…なんで…?」
「は…?」
「なんで助けたの?」
その目はどこか怯えているように感じた。
対して俺はユウの言っていることが理解できなかった。
その時、俺の携帯が鳴った。
バイト先からの電話だった。
「…もしも「ランス君!!急遽申し訳無いが今から来れないか!?」……え、あ、はい」
店長は焦っているようだった。
別にこのようなことは珍しくない。
誰かが休めば誰かが駆り出される。
人手不足のバイト先だから仕方のないことだ。
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作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年12月6日 7時