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ひつじが━━━━━━━━━ ページ29

耳の奥で機械音が均等な間隔で刻まれている。






…ここはどこだろう






真っ暗でなんも見えないや






誰かいないの?






そう言おうとしたが声が出ない。声を発した感覚がない。






意識だけがはっきりとしていて、ふわふわと漂っているかのようだ。






するとどこからか小さな明かりが近づいてきた。






なんだろう






「…ウ…ねが……まして」






誰かが何かを言っている。






何を言おうとしてるのかな?





よく聞こえないや






何を伝えようとしているんだろう……。






そう思った時、






「ユウ…お願い…目を覚まして…」






突然目の前が明るくなった。

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作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年12月6日 7時

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