孤独な羊に⬛︎を添えて 4 (ページ13)

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男たちは二人係で毛布に包まれた大きい何かを運んでいる最中だった。

脇木に止まっているフクロウが男たちをじっと見つめている。

男たちは山の奥深くまで来ると、大きな木の前で止まった。

そして男たち二人は荷物を地面に降ろし、持ってきたスコップで地面を掘り始めた。

毛布の隙間からは人の指がはみ出ている。

指は微動だにしない。

男たちは地面を掘り終えると、今度は毛布ごと其れを持ち上げた。

そして毛布が地面につかないようにスコップで土をかぶせてその上に草をかぶせた。

そしてまた男たちは来た道を戻り始めた。

するとフクロウは飛び立ち、闇夜に消えていった。

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「ランスお兄ちゃん！洞窟が見えたよ！」

「...！」

俺が昔のことを思い出している間に俺たちはかなりの距離を歩いていて、既に洞窟まであともう少しといったところだった。

道の脇にはボロボロの看板が立てられている。