今日:3 hit、昨日:29 hit、合計:465 hit
小|中|大
・ ページ12
俺は目の前にいる刑事を精一杯睨んだ。
「うちの若頭に手を出そうとしたんですから、当然の報いですよ」
(……は?)
俺は意味がわからなかった。
うちの若頭?
身に覚えがない。
俺は今日そんなことをしただろうか。
したことと言えば、ユウを囲ってたいじめっ子を追っ払っただけで…。
意識が朦朧としている中、俺は必死に思考を巡らせた。
そんな俺にとどめをさすかのように刑事が言った。
「さようなら、そして、おやすみなさい」
(おい待て、俺、まだ…)
ユウとちゃんと話が出来ていない…!
その瞬間、俺は目の前が真っ暗になり、何も分からなくなった。
、
「…おい、もう少しゆっくり運べ」
「だって早くしないとバレちまうっすよ!」
「安心しろ、こんな夜遅くに山奥まで来るようなやつはいない。」
「…そ、そうっすね……すんません」
満月が夜を照らす中、二人の男は山の中を歩いていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年12月6日 7時