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ひつじがはっぴき ページ43
俺とユウの出会いは決していいものでは無かった。
中学生時代の俺はかなり荒れていて、殴り合いの喧嘩というものは日常と化していた。
そんな問題行動ばかり起こしているせいか、学校から停学処分を受けたことももちろんあった。
「あの子よあの子、また同級生を殴って警察沙汰になったっていう…」
「最近の子は怖いわね。すぐ頭に血が上って手足が出てしまうんだもの」
学校では同級生に恐れられ、先生たちからも白い目で見られていた。
近所の人からも陰で散々言われていた。
「親はいったい何をしているのかしら」
「どうせ親もろくでなしよ」
「それもそうね」
最初こそ行っていた学校も段々行かなくなっていった。
しかしだからといって家にいたわけでもない。
家には母親がいるからだ。
母親は俺が小さい頃から浴びるように酒を飲み続けていた。
すでに貯金は底をつき、酒代に消えていっていた。
そのせいか、家が徐々に荒れていった。
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作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年11月20日 6時