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しかしユウは次の瞬間、自分の目を疑った。
ランスが開いたページには、まさにあの絵画たちが載っていたのだ。
＋
【女】
作者：不明
2567年？
双子の姉妹を描いた大きな絵画
二つで一つの作品
互いに向き合っているように描かれたこの絵画は、姉妹の絆を表している。
+
(本当だった……)
意外とあっさり解けてしまったことにユウは驚いた。
、
「さっ、謎が解けたから書記の場所を教えてくれ」
「うふふ、そうね正解だわ」
「簡単でしたでしょう？」
「嗚呼、そりゃあ、あんな分かりやすいところにあればな」
「ではお教えしましょう」
「場所は三階の一番東にある部屋よ」
絵画達はまたくすくすと笑った。
「ああ！ありがとな！」
ランスとユウは再び走り出した。
、
「ここが三階の一番東…」
絵画達が教えてくれた場所は、ただ大きな本棚が佇んでいるだけだった。
「なんだよ、部屋なんてねぇじゃねぇか…騙されてたのか？俺たち」
「でも、あの人たちからここだって教えてもらったし⋯」
「そーだけどよ、、」
ランスは本棚に近付いた。
「ん？これ……」
ランスが古びた本の中に一冊だけ真新しい本が入れられていることに違和感を抱き、その本を取り出すと、突然本棚が動き始めた。
「うわっ！」
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作者名：あまちゃん | 作成日時：2023年11月20日 6時
