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ひつじがななひき ページ21
「ユウ、急げ!」
ユウの手を握りしめ、風を切るように走るランス。
急に焦りだしたランスにユウは戸惑いを隠せないようだ。
「え、う、うん!」
ランスもなぜ自分がこんなに焦っているのかよくわからない。
ただ、この嫌な予感が当たってはいけないと警鐘が鳴っている。
「ユウ!いいか?絶対に俺から―――――――」
ザンッ
ランスの前に何かが刺さる音がした。
(…短剣…?)
ランスはとっさに後ろを振り返る。
そこには、剣を持った先程の人間ハンターが立っていた。
「ランス」
(この声……)
聞き覚えのある、しかし聞いたことがない声色がランスの耳に届いた。
「裏切りか?…ランス」
「…!」
「仕事を放棄して、ましてや人間の味方をしているのか…「副隊長」であるお前が、一体どういうつもりだ」
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作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年11月20日 6時