ひつじがろっぴき ページ48
それから二人は何度も休憩を挟みながら、やっとのことで図書館にたどり着いた。
「うおぉ、想像以上にデカいな…」
ウィリーの言っていた図書館はユウとランスが想像していた以上に大きく、レンガ造りの建物が図書館というよりも城のように見える。
建物の壁にはツタが生えており、どこか不気味な雰囲気を醸し出していた。
レンガ造りの図書館は四階まである。
図書館の窓は全て分厚いカーテンで覆われていて、外からでは中の様子を窺い知ることはできない。
「行こうぜ、ユウ」
ランスはためらいもなく木製の扉を引いた。
ふわっと本独特の香りがする。
ユウもランスに続き、図書館の中に入った。
図書館の中はがらんとしており、木製の机や椅子が等間隔に並べられている。
一番奥にカウンターがあり、そこには誰も座っていない。
ただ、右の壁に大きな振り子時計があった。
時計の針は午後1時13分で止まっている。
図書館の中に入った後、二人は辺りを見回した。
「(…誰もいないのか)」
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あまちゃん(プロフ) - リョウナ@幽霊さん» コメントありがとうございます!そんなに褒めていただけて嬉しいです😭励みになります🔥💪🏻 (10月23日 17時) (レス) id: 86f5249162 (このIDを非表示/違反報告)
リョウナ@幽霊 - この作品好きです!めっちゃ大好きです!!更新とか頑張ってください!! (10月23日 16時) (レス) @page23 id: e32eeebb6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年10月1日 8時