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ウィリーはいつも通りの笑顔でユウに話しかける。
「あの……ちょっと、眠れなくて……」
「そうかい、じゃあこっちにおいで」
ウィリーがそう言って手招きをする。
ユウはウィリーに言われるがままついていくとウィリーは先ほど自分が座っていた椅子の向かい側の椅子を引いた。
ユウは促されるまま椅子に座る。
ウィリーもまた、向かいの椅子に座る。
そしてまた、書き物を始めた。
ユウはその内容が気になり、少し背伸びする。
しかし、ウィリーが何を書いているのかは見えなかった。
「気になるかい?」
「あ……すみません、勝手に見てしまって」
「いや、いいんだよ」
「…あ、あの」
「ん?」
「…こんなこと聞くのは変、かもしれないんですけど、ウィリーさんは、その、どうして、研究が好きなんですか?」
「…」
ユウはウィリーと出会ってから、ずっと気になっていたことを聞いた。
なぜこの人がこんなにも熱心に研究に打ち込むのか。
もう既に、死んでしまった身であるにも関わらず、何故こんなにもたくさんの研究をし、発明品を作り続けるのか。
ウィリーは少し考えると口を開いた。
「…ユウクン君には、大切な人は居るかい?」
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あまちゃん(プロフ) - リョウナ@幽霊さん» コメントありがとうございます!そんなに褒めていただけて嬉しいです😭励みになります🔥💪🏻 (10月23日 17時) (レス) id: 86f5249162 (このIDを非表示/違反報告)
リョウナ@幽霊 - この作品好きです!めっちゃ大好きです!!更新とか頑張ってください!! (10月23日 16時) (レス) @page23 id: e32eeebb6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年10月1日 8時