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「嗚呼、今お客さんが来ていてね!」
「……」
鳥男は衝立をじっと睨んでいる。
すると衝立と衝立の隙間からライムが顔を出した。
「…何か」
よく見ると、ライムの隣にはベッドに座るランスがいる。
鳥男はランスが腰かけるベッドをじっと見る。
(少しばかり、布団が盛り上がっている気がする……気のせい、なのか?)
「……いいえ」
鳥男が二人のことを気に留めることは無かった。
その後も研究室内を探し回ったが、結局鳥男が人間を見つけることは無かった。
「ワタクシの勘違いみたいだったみたいですね、では、私はこれで失礼します」
そう言うと鳥男は足早に立ち去って行った。
鳥男の姿が見えなくなるとウィリーは扉を閉めた。
そしていつの間にか下がっていた口角を上げ、部屋の中に声を掛ける。
「……いやー助手クン!助かったよ!」
ウィリーがそう言うとライムはランスが腰かけていたベッドの布団のふくらみを叩く。
すると布団の隙間からユウがもぞもぞと出てきた。
「本当、無茶」
「ごめんごめん!でもライムクン、キミがいてくれたおかげで助かったよ」
「というか奴ら、こんなところまで探しに来るなんて……ユウ?」
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あまちゃん(プロフ) - リョウナ@幽霊さん» コメントありがとうございます!そんなに褒めていただけて嬉しいです😭励みになります🔥💪🏻 (10月23日 17時) (レス) id: 86f5249162 (このIDを非表示/違反報告)
リョウナ@幽霊 - この作品好きです!めっちゃ大好きです!!更新とか頑張ってください!! (10月23日 16時) (レス) @page23 id: e32eeebb6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年10月1日 8時