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「ふぅ……」
「あの……」
「ん?」
「……名前……」
「ああ、そうだね、僕の名前は___」
「…………?」
「だからぁ、僕はローリーって名前なんだ。君の名前は?」
「ぼ、僕の名前...?えっと……僕は……」
「?」
「……ユウ……」
「へぇ、いい名前だね」
「え、そ、そうかな……」
「うん、とっても」
ローリーは優しく微笑んだ。
その笑顔には嘘偽りがないように見える。
久しぶりに誰かから褒められ、ユウは少し照れくさそうだ。
「ありがと……」
「...所で、ユウはどうしてこんな危険な世界に来ちゃったんだい?」
「……それが、僕にもよく分からなくて...」
「え?」
「気がついたらここに居て……」
「……そうか……それなら仕方ないか……」
「ごめんなさい……」
「謝ることなんて無いさ。悪いのはきっと君をここに連れてきた奴だろうし」
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作者名:あまちゃん | 作成日時:2023年4月9日 22時