東の海の料理人？【ワンピース】 (ページ18)

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17:PENGUIN ページ18

「ここが町の中心地だな。俺が旨いと思ったのはあの店のステーキで───……」

PENGUIN、って、どっかのブランドかな、なんて丁寧に町を案内してくれるお兄さんに手を引かれながら考える。

活気に溢れているこの町は、野菜に魚、肉に乳製品と、新鮮な食材に溢れているようだ

「お肉がお好きですか？」

「え？あ、まぁな！何でも食うけど、やっぱ肉が一番かな～！」

「ですよね！ステーキかぁ……うーん」

屋台でステーキ出すとなれば、回転率は悪いし値段だってそこそこになってしまう。
やはり屋台なら、手軽に食べられて、子供でも手の出しやすい価格帯に設定すべきで……

「ううううん……」

食材は豊富。
しかし、これと言ってずば抜けたものはない。

「えっと、どうした？」

「お肉も魅力的だけど、酪農をやってるならスイーツに挑戦してみても良いかも？んぁ～でもこんなに野菜が豊富な島は久し振りだし……」

こんなに色々あっては目移りしてしまう。
悩んでいる暇があったら思い付く料理を片っ端から作っていきたいが、生憎私の胃の容量的に不可能だ。

「もしかして君って料理人？」

「え？はい、今は一人、修行の旅の途中ですけど」

「おおお！実は俺も、仲間と船で旅しててさぁ！」

もし良かったら、今日の夕飯お願いできないかな！？なんて、願ってもないお誘いに、私はさして深く考えることもなく、「よろこんで！」と頷いた

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