B専彼氏と可愛い彼女2(ym × in )

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『りょー君。』

「お疲れ…。」

バイト帰り、いつものように迎えに来てくれる。いつも色々話すんだけど、今日はりょー君の反応が薄い。っていうか機嫌悪い？

家に着くと「俺、風呂入ってくる。」って行っちゃった。更にお風呂から出るとそのまま部屋に行ってしまって…。

これは何か怒ってる。考えてみたけど特に思い当たる事はなくて…。

せっかく明日土曜日で学校休みだからイチャイチャできるかなって思ってたのに。

俺もお風呂に入ってりょー君の部屋に行く。冷たくされても行きます。だっていっつも一緒に寝てるもん。

部屋に入るとベッドの上で漫画を読んでいる。その隣に座った。

『りょー君、何かあった？俺、何か気に触ることしたかな…？』

「別に？何もしてないんじゃない？」

そう言って漫画を読み続ける。嘘つき。絶対怒ってるじゃん。

『ねぇ、りょー君。』

漫画を取り上げてチュッとキスをした。

「慧、返して。」

キスしたの無視された。

ショック・・・・。

『りょー君のバカ…。』

そう言って部屋から出て自分の部屋に行った。途端にブワッと涙が出る。

少しするとりょー君が部屋に入ってきた。

「慧、泣いてんの？」

見れば分かるじゃん！バカ！

『何で怒ってるのか、言ってくれないと分かんないよ…ｸﾞｽｯ…何でそんなに冷たくするの？』

「嫉妬。」

『嫉妬？』

何に？

「そう。今日須田にニコニコしてたでしょ？しかも可愛いって言われて照れてたし。だから嫉妬したの。だって、須田は慧の事好きなんだよ？あんな可愛い顔で笑いかけたらもっと好きになるだろ。」

『そうだった…？』

ニコニコしてたかな？

「慧は誰の彼女？」

『りょー君の…。』

「でしょ？じゃあ他の男にあんまり愛想振り撒かないで。」

愛想振り撒いてるつもりなんて全然なかったけど、気を付けよう…。

『分かった。気を付けるから、もう無視したり冷たくしないで？りょー君にされると本当に辛い…ｸﾞｽｯ…。』

「ごめん。ごめんね、慧。もうしないから。ね？」

『ん…。ちゅーしてくれたら許す。』

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