B専彼氏と可愛い彼女2(ym × in )

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ん？今聞き捨てならない言葉が聞こえた気がする。タイプの子？デート？

『へ〜。山田君のタイプの子がいるんだ？』

嫌味っぽく言ってみる。だって俺そんな話、一言も聞いてない。

「いのおちゃん、そうなんだよ！しかも大学1年のお姉さんだよ！」

「大ちゃん！そ、その話、今すんなよ！」

「なんでよ？いーじゃん別に。」

りょー君、なに慌ててるんですか？慌てるのは疚しい事があるからですか？

沸々と怒りが込み上げてきて両手をギュッと握った。

「いのおちゃん、僕ジュース飲みたくなっちゃった。一緒に売店行こう？」

見かねた知念が連れ出してくれた。

『ごめんね、気を使わせちゃって。最近すぐ嫉妬しちゃって。このままだと嫌われちゃいそう…。』

知念には付き合ってる事も全部話してるから。

「大丈夫だよ。涼介、いのおちゃんの事大好きだから。それに涼介もかなり嫉妬深いし独占欲強いと思うけどなー。だって、いのおちゃんは自分の物だって印までつけちゃってさ。」

『えっ！？もしかして見えてた…？』

「さっきたまたまね、いのおちゃんがしゃがんだ時に。」

恥ずかしー！一気に顔が赤くなるのが分かった。

学校が終わってバイトに行く。いつも通り10時に終わってお店を出るとりょー君が待っててくれた。

「お疲れさま。」

『お待たせ。』

「あのさ、昼に大ちゃんが言ってた事、気にすんなよ？別になんでもないから。」

『分かってる。りょー君はそんな事しないもんね。ただ、タイプって聞いてちょっと嫉妬しちゃった。だって、彼女の俺はタイプじゃないんでしょ？』

「まぁ、そうだな(笑)」

『もう！そこは嘘でもそんな事ないよって言えばいいじゃん！りょー君キライ。』

「本当は？」

『スキだよ…。』

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