エンマ大王の護衛ちゃん (ページ8)

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┗その2 ページ8

〜人間界〜

『ねぇ…ほんとに来てよかったの？』

「だから大丈夫だって」

『全然信用できなぁい…』

ハァ…とため息をついてエンマにトボトボとついていく

少し歩いていると、周りからチラチラ見られていることに気づいた

『…なんか私、見られてない？』

「お前が可愛いからじゃないか？」

『ッ急に何言い出すの!?』

ﾌｯ…「冗談だ」

その時、エンマを見てあることに気づいた

『…ってアンタいつの間に人間の服に着替えたの!?』

私はいつもの着物を着ている状態だ

…さっきから見られてたのは着物のせいか

『どうしよう…人間に化けることに必死で着物で来ちゃった…』

「あー、そうだせっかく人間界に来たんだから服買いに行こうぜ！」

『えっ…でも急に来たからお金持ってきてないよ？』

「大丈夫だ、俺が払う」

『…いいの？』

「あぁ、もちろん」

『ありがと…！私、人間界の洋服って持ってないから助かる』

Aの無邪気な笑顔を見てエンマは幸せに思った