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始まりその2 ページ3

「ところでA、さっき何か悩んでいる様子だったが何かあったのか?」


『いえ、何でもございませんよ』

 (エンマ大王様に後継ぎの問題なんて言えないし…)


「そうか?それならいいが…」


『はい、エンマ大王様は私のことなど気にせずにお仕事をなさってください。』


「あのなぁ…今ぬらり居るわけじゃないんだし敬語はずせよ…」


『いえ、エンマ大王様にタメ口などは…』


「いいから敬語はずせ…じゃないとなんか気が散る…」


『そうですか…じゃあぬらりひょん様が来ない間なら……こんな感じでいい?』


「ああ!それでいい!もともと小さい頃から一緒だし、別に普段から敬語はずしてもいいと思うぜ」


『いやいやいやいや!それやったらお父さんに怒られるよ!!』


「まぁ…お前の父ちゃんそういうのに厳しそうだからな…」


『うん…もしエンマの命令でやったって言っても…うわぁぁ想像もしたくもない…』


「…俺も想像したくないぜ」


『まぁ、ぬらりひょん様やお父さんがいない間だったらタメ口でもいいよ。』


「あぁ、頼む」


『ところでエンマ、お仕事は終わったの?』


「お前も仕事してんのか?」


『失礼な!エンマの話し相手になる事も仕事の一つだよ。』


「…そうだった。お前一応俺の世話係(護衛)だった…。」


『そうだよ!逆になんだと思ったの?』


「メイド」


『世話するところに関しては惜しい…っていうか一応本職護衛だからねっ!?全然違うよ!』


「でもな…俺に護衛はいらねぇし、世話してくれるのはありがたいが…」


『まぁ、エンマすっごく強いしね…』


『はぁ…もし私が男の子だったらエンマを守ることが出来たかもね…』


「…別に守れなくてもいいんじゃないか?」


『えっ?どういうこと?』


「俺がAのことを守ってやれるからな」


『あのー、それだと私の護衛の意味は?』


「まぁ俺がAの護衛だな」


『なぜ守る側の私が守られる側に…?』


「…まぁお前はいつも通りがいいんだよ」


『はっはぁ…?』


「エンマ大王様、書類は確認されましたか?」


「うぉっ!ぬらりいつの間に帰ってきたんだ?」


「先程帰ったばかりです。…この様子だとあまり進んでいないようですね。」


「ははは!わりぃわりぃ!」


「全く…Aさんも少しはエンマ大王様のことを厳しくしたらどうです?」


『はっはい…。』


『(心臓止まるかと思った…!!)』

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設定タグ:妖怪ウォッチ , エンマ大王   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:(蒼▽樹) | 作成日時:2020年7月23日 18時

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