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癖 ページ1
ほら、まただ。
君は嘘をつくと左耳を触る。
「特に問題無いってさ！あー、良かった良かった！」
病院帰りに君は笑って言った。
本当の事なんか言いやしない。
「そっか、良かったね」
道行く人達は車椅子だったり杖をついてたり。
君は、薬局で貰った大量の薬を両手にぶら下げていた。
平気なわけがないのに
大丈夫なわけがないのに
僕に心配をさせまいと強がるのだ
けほっ、と小さい咳が聞こえた。
「大丈夫？」
眉間にシワを寄せながらも口元は笑わせて
「へーき、へー…けほっごほっつ」
大丈夫なわけがないのに
大丈夫なわけがないのに
優しい君は
優しすぎて
自分を絞め殺す。
「ごめ、肩貸して、ちょっと疲れたみたい、w」
でも僕は
そんな君になにも出来ない。
「ん、よいしょっと」
続く
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チョコ - 続きはよはよ (2015年6月27日 22時) (
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作者名：GON汰 | 作成日時：2015年6月27日 22時
