【銀魂】夜兎の長女は真選組専門医

その6 繋がりがないと出会いはない ページ6

吉原で依頼を終えたAは、ある人の約束で、ある場所で待ち合わせをしていた。





『遅かったじゃない
________とっつぁん』


「悪いねーAちゃん。
ちょーっと忙しくてねぇ」




そう
Aが待ち合わせしていたある人とは



警察庁長官 松平片栗虎



何年か前にAと出会い、Aと幕府との関わりをつくった人。




『んで？話って何？』






「実はねぇAちゃんに真選組専門医になって欲しいんだよねぇ」





「真選組？」





「あぁ だいぶ前にゴリラの傷を治しただろぅ」







獣医じゃないからやったことないんだけどと思いながら記憶を探る。









『……もしかして、そこの局長さんのこと？』




数ヶ月前、真選組から急遽来て欲しいと連絡が入り、そこへ訪れたことがあった。容体を見れば肩に銃で撃たれただろう肩口の傷ひとつ。生死を問うほどの傷ではないものの周りの部下であろう男どもは「助けてください！」「局長ぉ！」なんて、涙を流していたことを彼女は強く印象付いていた。
それよりすぐに思い出せたのはその帰りに隊士であろう男がカエルを火で炙っている光景だった←





『……まあいっか、やるよ。その要件』




「流石Aちゃんだねぇ。俺の期待を裏切らない。
話が早くて助かるよ。いますぐ荷物をまとめて真選組に行ってねぇ」

なんて言って手をひらひらさせながら帰ろうとする。


『え、
まさか住み込み？』



「当たり前じゃねぇか」



最悪だ。





繋 が り が な い と 出 会 い は な い

その7 女のボディタッチはラッキースケベでないといけない→←その5 忘れないためにまずメモすることが大切

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