【銀魂】夜兎の長女は真選組専門医

その5 忘れないためにまずメモすることが大切 ページ5

『____けど本人はやってほしくないみたいだよ』


「え？」




見ると、晴太が直して欲しいと言っていた日輪が百華に肩を担がれた姿で近くにいた。



「ええ、治さなくていいわ」




自分が望んでいた答えが母親の口から出てこなかったせいか、晴太は声を荒げる。


「なんでだよ母ちゃん‼この人に治してもらえばやっと足で歩けるようになるんだよ⁉
やっと…やっと母ちゃんと会えて、やっと…」





「ごめんね晴太____

私はこの人がいたことの証にしたいんだ」


扱いは酷くても、彼と共にいたことは変わらないから_____


弱々しい声、けれどはっきりと芯があるような声を晴太に伝えた。









『さてとっこれで仕事は終わりだね、アタイは帰るよ 』




「あぁ、ありがとう」




「え！？！？姉ちゃんまたどっか行っちゃうアルカ？私もっと姉ちゃんと一緒にいたいネ！！」




「………ごめんね神楽。この後ある人になんか大切な話？ってものを聞かなきゃならないんだ。だからアタイは江戸に行くよ」





久しぶりに会えたアタイとまた会えなくなるのが辛いのか、神楽は顔を伏せた。






そんな妹を見ていられなかった彼女はもう一度名前を呼ぶと…





「姉ちゃんに会えただけでもよかったヨ！！！」




予想外の言葉にAは少し目を開いた。



楽「姉ちゃん、私ネ、銀ちゃんと新八と一緒に歌舞伎町で万事屋やってるネ。だから私、定春と一緒に姉ちゃんに会いに行くヨ！」




本当に昔とは違って不思議なくらい我慢上手になった神楽を見て少し気が緩みそうになった





『(定春？)ありがとう、待ってる

じゃあ行くね』





そう言ってAは屋根から飛び降りた。






忘 れ な い た め に ま ず メ モ す る こ と が 大 切

その6 繋がりがないと出会いはない→←その4 大◯先生がいれば少子高齢化がもっと進むだろう

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