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36.不思議な神様 ページ36

「…私はプロ程じゃないよ」

「そう?私からしたら全然プロだよ」

私は寧々ちゃんとも少し似てるかもしれない。

だから、そのトラウマを克服しようとしてる寧々ちゃんが凄いと思う。

幾らプロでも、失敗で自分を強く出来るのは真のプロだと思うなぁ

「…それに比べて自分は…」

「ん?A、何か言った?」

ヤバい、声に出てた。

まぁ、小声だしいいか

「ううん、なんでもない」

「そう?何かあったら言ってよね」

「そうだね、溜め込み過ぎは良くないよ」

こんなの、溜め込んでたっていいんだ。

寧ろ、溜め込んだ方が失望されなくて済むんだ。

だから、良い。

頼るなんてしたって、いつかはワンダショを私は抜けようと考えてるし

「2人とも、ありがとう。
でも私は平気だから、ね?」

「そっか。なら良かった」

そんなこんなで、フェニランに着いた

「あ、着いた」

「そうだね、じゃあ司くん達のところへ急いで行こうか」

「あまり待て過ぎも良くないしね、早く行こう」
☆_________________☆
「司〜、来たよ〜」

「おお、Aと類!もう1人は来てるか?」

「勿論さ」

…まぁロボット状態で来るけどね

「じゃあ、そのもう1人とやらを此処に連れて来い!」

「わかった〜。
人見知りだからちょ〜っと待っててね〜」

「ああ、僕も行くよ」

わお、類くんも来るのか〜

「心強いね〜。
ありがとう」

「ふふ、それはどうも」

類くんは、なんか不思議だ。

この世界に来て、生の類くんに触れて、気付いたことがある。

何処か、ふわっとしてる。

何かを隠してる様な。

でもそれはあのトラウマではなくて。

もっと、他に。

それに、他の人にはそんなものを感じない。

そこも、不思議。

「類くんって不思議だね〜。
例えるなら、神様みたい」

「おや、そうかい?
神様、か。悪くないね」

もし類くんが神だとするなら、
きっと優しい神だろうね。

でも、何処か厳しい。

そんな神様なんじゃないかな〜。

「ペガサスとフェニックスと草薙剣と神様、か」

ぽつり、そう私が零す

「ふふ、どうしたんだい?」

「いや、物語が浮かんできて、さ」

ペガサスを主人公とした、物語。

「そうかい。
その物語、いつか聞かせて欲しいな」

私は、この中に何も特徴が無い。

「いつか、見つけられるといいな」

「今日はやけに独り言が多いね」

「毎日が楽しくて悩んでるんだよね〜」


でも、今を楽しく生きる方が、優先だね

37.少しSな類くん→←35.爆笑



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yuki - はい!ありがとうございます!! (2021年12月2日 16時) (レス) @page41 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
みっつ - yukiさん» コメント、ありがとうございます!!とても好き、だなんて言ってもらえて嬉しい限りです!まだまだ未熟者ですが、頑張っていきます!更新頑張りますね! (2021年11月26日 19時) (レス) id: dabfaac8d0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても好きな物語だったので更新宜しくお願いします (2021年11月26日 13時) (レス) @page33 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっつ | 作成日時:2021年10月21日 19時

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