3.少し臆病で可愛いあの子 ページ3
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私の隣に！
草薙寧々ちゃんが！
え、嬉しい！！
「草薙さん？よろしくね！」
「あ、え、えっと……」
あ、寧々ちゃんは人見知りだった
「草薙さん、無理に喋らなくていいよ、
話したい時に話そう？何とも思ってないし！」
「う、うん！」
寧々ちゃんの緊張をほぐす為にここから始めていこう
「草薙さん、自分のスピードでいいから、
少しずつ出来るようになろ！」
「うん……！えっと」
これは……
「名前かな？」
「うん」
「私はAAだよ」
そう寧々ちゃんに伝える
「Aさん……？」
「あはは、Aでもなんでもいいよ」
名前呼ばれただけでもう……ありがとうございましたって感じだ
「な、仲良く……してくれて……ありがとう……！」
可愛すぎる！
可愛いの大渋滞
これぞ神！
「こちらこそ、だよ、"寧々ちゃん"」
「！寧々ちゃん……」
あ、しまった
「あ、つい……」
「そっち……」
そっち？
「寧々ちゃんって呼んでいいってこと？」
そう言うと寧々ちゃんはコクッと頷いた。
「わかった、寧々ちゃん」
…この世界に順応し始めている自分が怖い。
・
一草薙寧々一
転入生が来るみたい
なんも関係無いと考えていた
何にしろ関わらないから
どうでもよかった
そう考えてたのが数分前
自己紹介も聞かなかった
関係無いから、関わりたくない
もう、失敗は怖い
だから、人前で喋れくなった
……歌えなかった
類が作ってくれたロボットのお陰で話せてるのに
皆の前になると怖くて
そんな自分が嫌いだった
……変わりたかった
転入生は、私の隣らしい……話されたくないな
変わりたいけど、どうせ変わらないし
成長は努力だけじゃ出来ない
自分が嫌いだけど逃げ道を作りたかったんだ
「草薙さん？よろしくね！」
……話しかけられた
「あ、え、えっと……」
こんなことしか、どうせ言えないのに
やっぱ自分が嫌いだ
「草薙さん、無理に喋らなくていいよ、
話したい時に話そう？何とも思ってないし！」
この時、少し、他とは違うって思った
喋らなくてもいいけど、努力はしようって
努力しようとしてるって考えてくれてるみたいで
興味を持ったんだ
「草薙さん、自分のスピードでいいから、
少しずつ出来るようになろ！」
「うん……」
自分のスピードで頑張っていいんだって
初めて、そう思えた
そっか、転入生にありがたさを感じたんだ
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yuki - はい！ありがとうございます！！ (2021年12月2日 16時) (
レス) @page41 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
みっつ - yukiさん» コメント、ありがとうございます！！とても好き、だなんて言ってもらえて嬉しい限りです！まだまだ未熟者ですが、頑張っていきます！更新頑張りますね！ (2021年11月26日 19時) (レス) id: dabfaac8d0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても好きな物語だったので更新宜しくお願いします (2021年11月26日 13時) (レス) @page33 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっつ | 作成日時：2021年10月21日 19時
