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16.推しの家へ ページ16

翌日。

類くんの家へ来た。

今日は学校休みだからね。

あ、類くんの家はたまに一緒に帰るから知ってるんだよね〜。

推しの家知ってるとかヤバいよね、うん

「おや、Aくんじゃないか」

わぁ、類くんの個性的な私服だぁ

「神代先輩!暇なので来ました!」

「そうかい。少し散らかってるけど入るかい?」

「はい!お邪魔します!」

いや待て。

推しの家に入るってことか。

…うん?

ふぇえええええ!?

「さぁ、どーぞ」

うん。いいのよ。

いいけどね!?

暗殺されそうなのよ!?

いつか!!類くんファンに!

「えっと…どこ座っていいですか…?」

「ああ、ここで平気だよ」

うんんんんん!?

類くんのお家ってこんな香りするんだ!!

…いや変態すぎるぞ、私

「お茶しか無かったけど平気かい?」

「勿論平気ですッッ!!」

てかこれ全部類くんが作ってるのか。

…凄すぎない?

流石天才演出家

「お隣いいかい?」

「あ、はい!」

「Aくん、今日元気だね。」

「良いことがあったんですよね!」

推しの家に入るっていうね

「聞かせてくれないかい?」

「あ、はい!
今日のデザートがスイカだったんです!」

咄嗟に嘘を吐く。

スイカ!

美味しいよね!!

「あぁ、そうなのかい。」

ん?

なんで元気無くなった?

「Aくん、知ってるかい?
西瓜って果物じゃないんだよ」

「知ってます。野菜なんですよ…ねって、あ…」

野菜。

つまり、類くんの嫌いな食べ物。

「そういうことだよ、Aくん。」

「すいませんでしたああああ!!」

マジでゴメン。類くん。

そっか、スイカは野菜だったからか

「ま、まぁ話に出てくるくらいは平気だよ
Aくん」

いや動揺隠せてないよ!?

「あ、はい。でもすいません。」

「…じゃあこの話は止めにしようか」

…じゃあ何の話しよっかな…。

………というかだけど。

この先輩距離近くないか!?

いやでもそうか。

寧々ちゃんとも、あれだけ近いし。

…でも、先輩後輩の関係ってだけで物理的にこんなに近いか!?

肩と肩たまにぶつかるんだぜ!?

「あ、か、か、か、み…」

ヤバい。言いにくい。

これじゃ意識してるみたいだ

「かみ?なんだい?」

目の前の類くんはニヤニヤしてる。

いやわざとなの!?!?

…もうどうにでもなれ〜〜!!

「神代先輩距離近すぎです!!!」

…私こんなに早口と大声出せたんだ。

17.距離が近い→←15.未来の座長でスターなあの人



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yuki - はい!ありがとうございます!! (2021年12月2日 16時) (レス) @page41 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
みっつ - yukiさん» コメント、ありがとうございます!!とても好き、だなんて言ってもらえて嬉しい限りです!まだまだ未熟者ですが、頑張っていきます!更新頑張りますね! (2021年11月26日 19時) (レス) id: dabfaac8d0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても好きな物語だったので更新宜しくお願いします (2021年11月26日 13時) (レス) @page33 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっつ | 作成日時:2021年10月21日 19時

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