12.私の所為で ページ12
夢主side
そんな話をしてたら、さらに外が暗かった。
「あ、Aくん、もう暗いよ」
「今同じこと思ってました！
そろそろ帰りますか！」
推しと同じこと思ってるなんて運命。
「そうだね。
送るよ、Aくん」
ええええええええええええ！？
流石にそこまで推しにさせるのは怖い！！
「そんな！！
大丈夫ですよ！？私は！」
「いやいや。
僕が送りたくて送るんだよ」
えぇ…。
類くんに送って貰えるなんて明日殺されそう。ファンに。
でも、そこまで言うなら拒否は出来ないんだよ！
「わかりました、お願いします！」
☆_________________☆
「Aくんは何か悩みとか無いのかい？」
突然、類くんからそう言われた。
「うーん…。
特には無いですよ〜」
ないんじゃないかな。
多分だけどね！！
「…本当に、そうなのかな？」
え？
「どういう、意味ですか…？」
意味がわからない。
なんで、なんで？無いって言ってるのに
「…何故か、Aくんは僕と似てる気がするんだ。」
…似てる、か
「…昔、ショーが嫌いでした。
私の人間関係を壊した、ショーが」
今は好きだけどね。
これは、トリップする前の出来事。
大体、小学生くらいの頃、かな。
「私、学校でショー、みたいなことをしました。
でも、上手くいかなかったんです。」
なんでああなったんだろう。
いつ、歯車が狂っちゃったのかな。
「私の所為で、です。
友達を危ない目にあわせたんです。」
…自分に嫌悪感が差す。
「私がっ！あんなことをしなければっ…！」
「Aくん、一旦落ち着こう」
…それもそう、か。
「…………すいません。
取り乱しすぎましたよね」
「平気だよ。
…僕も、似たようなことがあったしね」
そっか。
あったよね。類くん。
だからか、似てるって意味は。
「似た物同士ですね」
「そうだね」
…類くんのお兄さん感が凄い。
だからかな。
頼りたくなる
「…友達が、私の所為で入院して。
そこから、孤立したんです」
…辛かった。
今でもあの時のことがフラッシュバックする
「…危ない目にあわせたから、かな？」
「はい。そうですね」
「ホントに、似てるね」
…ドッペルゲンガーみたい、だなぁ
「まー、同じ悩みを打ち明けられる仲、ってことですね！」
「そうだね」
そんなことを話してると、家に着いた。
「私の家、ここなんで！では！」
「またね、Aくん」
…細かく、伝えられなかった。
…また、逃げちゃったなぁ
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yuki - はい！ありがとうございます！！ (2021年12月2日 16時) (
レス) @page41 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
みっつ - yukiさん» コメント、ありがとうございます！！とても好き、だなんて言ってもらえて嬉しい限りです！まだまだ未熟者ですが、頑張っていきます！更新頑張りますね！ (2021年11月26日 19時) (レス) id: dabfaac8d0 (このIDを非表示/違反報告)
yuki - とても好きな物語だったので更新宜しくお願いします (2021年11月26日 13時) (レス) @page33 id: 17169564a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みっつ | 作成日時：2021年10月21日 19時
