夏アイス【灰谷竜胆】

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＿＿＿＿放課後



さっそく、当たり棒を換えようと駄菓子屋を目指して歩いているんだけど…


「どうかした？」


立ち止まって後ろを振り向くと金髪頭が二つ。


「俺らもこっちに用があんだよ」


「あ、やっぱり当たり棒返せって言いたいけどあげた手前声かけにく「あ゛！？」


「ごめん…」


金髪弟に凄まれた。目がそんなダセェことすると思ってんのかよって訴えてる。


そして、今気づいたけど、この二人、すごく身軽だ。何も持っていない。


言わずもがな、今は小学校からの下校途中


「ランドセルは？」


「んなのいる？」


「いらねぇだろ」


…この二人、学校に何しに来てんだろう


とりあえず、私に用があるわけではないみたいなので、急いでアイスを換えて帰ろう。



また振り返って駄菓子屋へ足を進めると後ろの二人も歩き出した。

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