【 東リべ 】オレの馴染みのヤツ

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「 いや、俺の事なんてどーでもいいんス！それより、ドラケン君が… 」


「 ……っ、あぁそうだな…」







ふぅーーーと息を吐く。



アイツがきっと救急車やらなんやらの手配をして、タケミっちの応急処置をして、向かった病院を伝えに俺たちの元に来てくれた。


何から何まで、動いてくれている。こんなに頼りきってしまっていいのか？とも思うが、それを問うと必ず「 当たり前 」という返答が来るのは目に見えている。同じやり取りを10はしたからな。







ふと、タケミっちを呼ぶ声が通路奥から聞こえた。

見るとマイキーが1人でいる。ちゃんと他の奴らを説得出来たのだろう、みんなに「 病院なんだから静かにしろ 」と声を掛け、待合室のソファに座った。

驚く程に冷静で、怖いほどに静かである。








「 ケンチンはさ、昔っから言った事は絶ッ対ェ守る奴なんだ 」





「 こんなトコでくたばんねぇよ。そんな不義理、絶ッ対ェしねぇ

アイツ、オレと天下獲るって約束したからな 」





「 だからエマ、三ツ谷ぺーやん、タケミっち、それにA 」






「 ケンチンを信じろ 」









マイキーの気丈さ、そして周りを見る判断力、

これはあっという間に俺たち全員の心を落ち着かせた。



なんだかマイキーが言うと、本当にそうなっちまうみたいな、変な説得力がある。
だからこそ、此奴に着いていくと決めたんだけどな


改めて思い知らされる。


此奴のデカさを。








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