RABのしてみたっ！！！！！！！！！

熱でうなされて眠れなくて病んでたら出来た病み闇話(天使なメンバーと貴女) ページ27

俺はRABのメンバーの1人、——。は仮の姿。俺の本当の正体は…

『——さ〜んっ♪』
「ガーネ！」
『わわっ！？』
「よっと！大丈夫？」
『うん！ナイスキャッチ！ありがとう♪』
「転ばないように抱えとこうね〜w」
『わぁ〜♪にゃはは〜♪』

無邪気に俺の首に手を回して笑顔を向けてくるこの子の歪んでしまった魂を正しい運命送り還す仕事をするやつ。人間界では天使とか言われる俺。

「顔色悪いね。大丈夫？」
『うん、大丈夫。最近は喘息落ち着いて来てる！』

ガーネが生まれる直前に事故がありガーネの中の魂がダメージを受けて大きく歪んでしまった。だから大きな病気になったり悲しい事が他の人間より起こる。さっきみたいに小さな不幸も起こりやすい。歪んでしまった魂が人間界に存在してるとバランスも崩れやすくなるから一刻も早く可哀想だが魂を回収しないといけない。でも…

『えへへ♪』

俺は次第にこの子に惹かれていた。どんなに悲しい事があっても頑張り続ける真剣な横顔、無邪気な笑顔。目がずっと離せない。あぁ…何でこの子なんだろ。この子が死んだら色んな人が悲しむだろうなぁ。

"おい——。そろそろバランスが崩れそうだ。早くあの娘の魂を切り離せ"

こいつは同期みたいなやつ。同じく天使。

「分かっとるわ。まだ時間じゃないだろ。来週までだろ。ギリギリまで生かしてやろうよ。若いんだし」

分かってる。分かってるわそんな事…っ

『——さんどうしたの？？大丈夫？お疲れ？よしよし♪』
「むふふ♪」

俺の頭を一生懸命背伸びしながら撫でるガーネ。愛しいなぁ。こんなに可愛い子と会えなくなるとか…やだ…嫌だなぁ…俺の心は揺れ動いていた

とうとう今日が最終日。ガーネは何も知らない。これから起きる事。ガーネは、俺が守る。

『きゃーっ！？何っ！？』
「ガーネっ！？」

声が上がったガーネの方を見ると沢山の小天使達に囲まれていた。何だよこいつら！呼んでねえぞ！

"時間切れだ。さぁ、お嬢さん？痛みは無いから怖がらなくていいよ"
「やめろ！…グッ…！」
『——さんっ！？』

ガーネの元に走り出した瞬間、右肩に強烈な痛みが走る。右翼を斬られた。でもそんな事今はどうでもいい。俺は彼女の元に急ぐ。

『——さ、』

ガーネの肩を抱いた瞬間に糸が切れた人形のようにガーネが俺に倒れかかって来た。形を失った魂が身体から抜けてフヨフヨと漂い始めた。俺の腕は間に合わなかった。

メリバ…？→←ある朝貴女の声がデスボイス並に枯れてたら

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